あっさり「ハイ、分かりました」と言わないこと！

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【贈る言葉】

直ぐ、分かりましたという人間に分かったためしがない。

　　　　　　　　　～小早川隆景～

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【本文】

■あっさり「ハイ、分かりました」と言わないこと！■

非定型的な仕事を指示されたときに「ハイ、分かりました」とあっさり言う人間に限って分かったためしがない。

私の経験でも、そのようなケースが多かった。

だから指示した上司の趣旨、意図とは違う結果を持ってきて、結局はやり直しになる。

これが仕事のできない人の典型的なパターンである。

一方、「目的は何ですか」、「いつまでやらなければならないのですか」、「アシスタントはつけてもらえるのですか」、「予算はいかほどですか」などいろいろ質問してくる部下がいる。

仕事に着手する前に執拗に食い下がるのだ。

納得して引き下がると期限よりも前に「できました」と言って持ってくる。

そして出来栄えは概ね良好だ。

仕事のできる人は、目的、趣旨をよく理解してから仕事に取り掛かる。

身に覚えのある人は、このような行動特性を学ぶ必要がある。

　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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部下を同じ方向にまとめる極意！

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【贈る言葉】

人は「自分の話をきちんと聞いてくれた」と感じれば、異なった結論が出ても、同じ方向にまとまっていくものです。

　　　　　　　　　～水越浩士～

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【本文】

◆部下を同じ方向にまとめる極意！◆

たとえ部下の意見がくだらないものだったり、取るに足らない意見であっても耳を傾けながらよく聞いてやることだ。

誠意を示しながら聞いてやれば、異なった結論を出しても彼は納得するだろう。

しかし多くの場合どうか。

「君、それはナンセンスだよ」などと否定しまう場合が多いではないか。

それだけで彼は恥をかかされたと思うに違いない。

一旦そう思えばどんなにいい結論を出しても素直には従ってはくれない。

上司やリーダーは人格コンピテンシーを磨くことだ。

そして部下の心を傷つけないことだ。

「君の意見と反対の結論になってしまったが、協力してくれるね」の一言で、彼は付いてきてくれる。

　　　　　　　　　＝　コンピテンシー宣教師　＝


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