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ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

2006年2月のお気に入り

2006年03月04日 15時09分17秒 | お気に入り
やっとまとめる時間が取れました。

●書籍部門

・トルストイ「アンナ・カレーニナ」

不貞を働いたアンナの悲劇的な結末だけで1500ページを超えるはずはなく、家庭、社交界、農業、政治、宗教、教育など、社会全体および人間がいきいきと描かれている。
全般にわたってとんでもない描写力なのだが、とりわけ競馬や狩りのシーンは圧巻。

多くのテーマを扱ってはいるが、あくまで軸となっているのはそれぞれに対照的な家庭 ― オブロンスキイとドリイ、レーヴィンとキチイ、カレーニンとアンナ、ウロンスキイとアンナ ― なので、発散しているように見えながらも、破綻せずに持ちこたえられたのだろう。

これほどまでに総合的な作品には、なかなかお目にかかれない。
一生のうちに、あと何回読めることか。

500円でヴィヴィアン・リー主演の映画のDVDを買ったけど、ソフィー・マルソー主演の方も、ぜひ観てみたい。

●サッカー部門

・UEFAチャンピオンズリーグ 1回戦第1レグ「チェルシー×バルセロナ」

バルサがアウェーで先勝し、昨年の雪辱に大きなアドバンテージを得た。

チェルシーのロッベン、バルセロナのメッシ、両者が同じサイドで攻撃能力を存分に発揮していたのが印象的であったが、なかでも、デル・オルノがレッドカードをもらう直前の、メッシがロッベンをかわしたプレーは最高であった。

各選手のプレーや戦術、および組み合わせにおいて、世界に現存する最高のフットボールのひとつであるといえよう。