ぷちとまと

FC東京、もう飽きた。

誰が何と言おうと、僕は拍手したい

2006年06月19日 00時35分29秒 | 足球
クロアチア戦はオーストラリア戦と同じく、また、8年前の対戦と同じく、消耗戦となりました。
結果は0-0のドロー。

いや、よく耐えましたよ。
8年前は負けた相手ですしね。
ドイツでヨーロッパの中堅国と引き分けたんですからね、同じ中堅国でも、ホームでベルギーと引き分けたのとは価値が違います。

もしもこの試合に対して感情的な批判ができる人がいたら、僕はその人にこう言いたい。
あなた、どこでこの試合観てましたか、と。
一回「本物の」ワールドカップを体験した方がいいですよ、と。

何の根拠があって、涼しくて安全な場所でテレビを観ていた人が、この厳しいゲームを批判できるというのでしょう。
人気が出るのはいいことだけど、安全なところに身を置いて、安易に好きなこという人も多くなったと感じますね。

8年前のナントでは、シュケルのゴールの後、僕のすぐ近くで発煙筒が燃え上がりました。
周囲を見渡せば、スキンヘッドの野郎だらけで、こいつら全員ネオナチか?というムードでした。
正直、怖かったですね。
これがワールドカップのクロアチア戦。

パリの街では、多くの日本人や韓国人が恐喝されたそうです。
日本人は二つ星なのに対し、アルゼンチン人は三つ星のホテルに泊まっている。
これがヨーロッパでのワールドカップ。

ナントで会った女性グループは、3試合分の滞在期間、お金を切り詰めるためにキャンプをしていましたが、クロアチア戦が終わった時、もう崩れ落ちそうでした。
ジャマイカ戦の勝利「だけ」を信じて、一週間厳しい生活をしなければなりませんでしたからね。

こういうこと全部経験しろと言いたい訳じゃないですよ。
ただね、ワールドカップで勝つためには、さらには出場するまでには、チームだけじゃなくて多くのファンがキツい経験してきてるってこと、もっと知っててもいいんじゃないかなと思うんですよね。

ちょっと2002年までの進歩が急速だったからって、勘違いしちゃいけない。
そんなに甘くないですよ。
もっともっと厳しい経験を積んで、日本は強くなっていくんです。
Jリーグだって、もっと厳しくならなくてはいけない。

次はブラジル戦。
真の強豪と対戦するのは98年のアルゼンチン以来なので、本当に楽しみです。
目先の結果ばかり追い求めないで、これくらい気長に楽しめばいいのになと思うんですがね。
続かないですよ。


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3 コメント

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勝ち点1は確かに貴重ですが (いでっち)
2006-06-19 22:31:58
なんていうか、消化不良なのは味方の援護がなかった投手戦の心境ですかね。クロアチア戦の引き分けが1試合目だったら、素直に評価できたと思うんですけど・・・。



選手達が100%出していないとは思わないんです。ただ4年間言われ続けていた課題がここまで顕著に出てしまうと、正直言って悔しいです。

ピッチに立った選手も控えの選手も、そして選ばれなかったJの選手達も、私の何百倍も悔しい思いをしているのですから、選手のことは責められませんが。

#でも枠には飛ばして欲しい~(^-^;。



帰国した選手に生卵や水をぶっかけるような野蛮なサポーターはもう日本にはいないと信じたいですが、奇跡だ悲劇だというレベルで騒ぐのではなく、将来に繋がる視点で今大会を振り返りたいですね。

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ありがとうございます。 (シモネッタ)
2006-06-20 01:27:10
いでっちさん、熱いコメントありがとうございます。



確かに悔しいですよね。僕も悔しいです。

勝つチャンスは十分にあると思ってましたし。



ただ、2試合終えて実感したのは、もう少し何とかなると思ってたけど、まだまだ足りないことだらけだなぁと。



シュートが枠に飛ばないのも、普段Jリーグでよくあることですよね。

選手はもちろんなのですが、それを見過ごしてきたクラブやファンにも、少しずつ責任があるのではないのかなと思うんですね。



いでっちさんはJリーグを観てる人だから、意を汲んでくださると思うのですけど、急がば回れで、やっぱりJリーグが世界で戦えるリーグになるしかないのかなぁと。



Jリーグ再開後は新たな気持ちで、温かく、かつ厳しいファンになりたいなと思ってます。

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おっしゃるとおりで (いでっち)
2006-06-20 07:55:47
私に出来ることは、Jリーグや各世代の下部リーグを見に行って応援することだけですからね。



「Jリーグ100年計画」というコンセプトには賛同してるんです。そのくらい時間をかけて根付かせないと。地道に日本のサッカーを盛り上げていかないといけませんね。

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