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南会津生活記

南会津での日々の〝ひとコマ〟をご紹介しています。
by s-k-y (presented by taito)

イザベラ・バードが歩んだ道 その9

2008年05月21日 06時25分22秒 | いにしえへの思い
あまり人が歩いた気配のない山道が続きます。
足元には小さな白い花が咲いていて、なんとも不思議な夢心地



頭上には新緑
強い日差しをほのかに和らげてくれます
場所はここ→Mapfanの地図



しばらく歩くとご夫婦とすれ違いました。
ちょっとビックリ
山菜取りにでもいらしたのでしょうか?仲睦まじく、歩いていかれました。



ここで不思議な木を発見
ものの見事に折れて切断されていましたが、倒れることなく宙に浮いています。
元の木に絡み付いていたツル植物がこの木を倒さず、そのまま宙吊りとしているみたい!? 痛々しくもある、自然の驚異ですね!



山道を抜けると牧歌的な風景が広がります



そしていよいよこの旅の目的地でもある最後の宿場町〝大内宿〟に到着です
場所はここ→Mapfanの地図



大内宿のおみやげ物屋さんで看板犬が出迎えてくれました!



次回はいよいよ最終回!
お楽しみに


イザベラ・バードが歩んだ道
一日目 旅のはじまり その1 その2 その3 その4 番外編(鴫山城)
二日目 その5 その6 その7 その8 その9 その10 


イザベラ・バードが歩んだ道 その8

2008年05月19日 06時30分24秒 | いにしえへの思い
日差しはどんどん強くなり、芽吹いたばかりの若葉が清々しく輝きます。
この若葉に包まれた小道がしばらく続きます。
ここでの景色は、小さなカメラで自然を複写する事の限界を感じてしまうほど素晴らしいものでした



峠を登りきると小さな集落に辿り着きます。中山集落です。
下の写真の山陰がゴールの〝大内宿〟。まだまだ距離がありそうですが、ここから4キロ!一時間以内では着きそうです。



この集落の周りも、芽吹いたばかりの若葉で色付き始めていました。



集落の端に差し掛かったところで、遠目からもはっきり分かるほどの大木が



カップルも記念撮影するほどのメジャー木!?
場所はここ→Mapfanの地図



カップルが去った後も、次から次に観光客が訪れます。
やっぱりメジャーな存在なのでしょうか?
この木について詳しくはこちらをご覧下さい↓



大木のところで撮影&休憩を取ったところで、いよいよラストスパート!
畑仕事に精を出す皆さんを横目に、大内宿を目指します




イザベラ・バードが歩んだ道
一日目 旅のはじまり その1 その2 その3 その4 番外編(鴫山城)
二日目 その5 その6 その7 その8 その9 その10 


イザベラ・バードが歩んだ道 その7

2008年05月17日 05時33分35秒 | いにしえへの思い
辿り着いた集落は山と川に挟まれた狭い地域に寄り添って建っていて、写真のような比較的広い土地には田畑が広がっています。田畑が主役で集落は端へ!農業を中心とした地域の典型的な土地の使い方ですね!
場所はここ→Mapfanの地図

とぼとぼ歩いていると石焼いも屋さんが登場
なんとも季節ハズレな



集落には所々チューリップが植えてありました。スイセンが多かったためとっても新鮮



しばらく集落の中を歩いていきましたが、突然〝下野街道〟は山道へ!
集落の中の何気ない山道へ導かれていきます。
近くの家の屋根が手の届きそうなところを登っていきます。



 日本奥地紀行『この地方はまことに美しかった。日を経るごとに景色は良くなり、見晴らしは広々となった。山頂まで森林におおわれた尖った山々が遠くまで連なって見えた。』
この地方とは南会津全体を総称してこのように言ったのだとは思うのですが、ここから眺めた限りでも素晴らしい景色で、遠くの尖った山々などを眺めながらイザベラは旅をしたのかな~とシミジミ



これから向かう〝中山峠〟についてはこちらをご覧下さい↓



このような坂道を延々登っていきます。チョット辛かった



坂の途中には恵みの水が
日差しは益々強くなり、幸いにもバックに入っていた日焼け止めを塗りながら、汗だくの道中。手持ちのミネラルウォーターも心細くなったところで〝長寿の水〟。いや~、これぞオアシス!助かった~
場所はここ→Mapfanの地図




イザベラ・バードが歩んだ道
一日目 旅のはじまり その1 その2 その3 その4 番外編(鴫山城)
二日目 その5 その6 その7 その8 その9 その10 


イザベラ・バードが歩んだ道 その6

2008年05月15日 06時10分06秒 | いにしえへの思い
  
  
しばらくはこのような峠道が続きます。
地元の人が通るのは分かりますが、イザベラなどの旅人が歩いたり、戦国時代や戊辰戦争での行軍や江戸時代の参勤交代に使われたとは信じがたい、狭く険しい山道でした。



最初の峠を登りきると霧の彼方に可愛らしいシダレザクラが



近くには一里塚の解説が!
詳しくは画像をクリックしてお読み下さい



数十年後、百数十年後には三春の滝桜のようになるのかな?場所はココ→Mapfanの地図
その頃の君へ 「綺麗に撮ってね!」



これが今年の桜の撮り納め!かな?



この桜を過ぎて峠の頂上付近で、ご夫婦で手際よく畑仕事をしていました!
丹精込めて作った高原野菜、さぞかし美味しいことでしょう



最初の小さな峠を越えると、川沿いに寄り添うように集まった集落へ辿り着きました。
場所はココ→Mapfanの地図



時間はようやく7時半。徐々に霧も晴れ、爽やかな朝がやってきました


   
イザベラ・バードが歩んだ道
一日目 旅のはじまり その1 その2 その3 その4 番外編(鴫山城)
二日目 その5 その6 その7 その8 その9 その10 


イザベラ・バードが歩んだ道 その5

2008年05月13日 06時37分29秒 | いにしえへの思い
旅も二日目!
前日の疲労と筋肉痛と足に出来たマメに耐えながら、朝4時起床、5時20分の電車に飛び乗り、今日のスタート地点である〝会津下郷駅〟へ!場所はここ→Mapfanの地図



前日の昼間の暑さは何処へやら!?濃い霧が立ち込め、空気がヒンヤリする朝となりました。

日本奥地紀行『水田を通りすぎると、荒海川という大きな川に出た。私たちはその支流に沿って二日間とぼとぼ歩いてきたのであった。』
イザベラが言っていた川が下の写真に写っている〝阿賀川〟だと思います。そして支流とは山王峠に流れる山王川のことだったと思います。



駅から2kmちょっと、ようやく下野街道の入り口に辿り着きました。
田島宿からここまでは国道121号となっているので省略して、ここからがスタート 場所はここ→Mapfanの地図





前日歩いたルートには下野街道の痕跡は残っていませんでしたが、ここから大内宿までの間にはこのように当時の雰囲気を楽しめる街道跡が残っています。



途中にはこのようなご神木も!



新緑に包まれた爽やかな区間もあれば、このように陽の光が遮られたちょっと寂しい区間もあり、ワクワクドキドキ好奇心が掻き立てられます



    
イザベラ・バードが歩んだ道
一日目 旅のはじまり その1 その2 その3 その4 番外編(鴫山城)
二日目 その5 その6 その7 その8 その9 その10