ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

小江戸川越大茶会

2010年11月07日 | 川越
いいお天気に恵まれた今日、小江戸川越観光協会主催による川越大茶会が行われるということなので、出掛けました。
第4回目の今回は、会場が、蓮馨寺(れんけいじ)、中院(なかいん)、川越市中央公民館分室と3か所です。それぞれが離れているので、お着物で出掛けるのは止めて、洋服にしました。

まず、蓮馨寺。



蓮馨寺では、2席。客殿では、大日本茶道学会によるお手前。落ち着いたお席でしたが、お運びさんが、お茶碗を3つずつお盆に載せていらっしゃるのには、ちょっとびっくり。

お花は、西王母(せいおうぼ)という椿とトサミズキ。




ご本堂では、表千家による立礼席でした。こちらもお花は、椿。




次に私が向かったのは、中院でした。少しだけ、紅葉が始まった様子。




鐘楼をくぐると、不染亭という島崎藤村ゆかりのお茶室が現れます。






こちらでは、翠松会というお流儀によるお席でした。お菓子は、銀杏で、とてもきれいで美味しかったです。

このお席でも、お花は、椿でした。



ドイツからのお客さまもいらっしゃいました。インターンシップで建築事務所で働いているという、ローラさん。日本人のお友達がドイツ語でお抹茶のいただき方を説明して差し上げて、とても堪能されたご様子。



お棗とお茶杓も素敵でした。





藤村が愛用したという長火鉢がお部屋にありました。中院には、藤村の義母のお墓があるため、藤村は、川越によく足を運んだといいます。




最後は、中院からかなり離れていますが、川越市中央公民館分室で。

表千家都流によるお手前。








どのお席もゆったりと入れて、優雅な秋の一日を過ごさせていただきました。しかし、出来ることならば、お茶席でのおしゃべりは、自粛していただけたらなぁと思いました。せっかく日常から離れた時間と空間を作ってくださっているのですから、お正客と席主の先生との会話を楽しみたいと思いました。

でも、きれいにお着物を着こなし、美しい立ち居振る舞いをなさっていらっしゃる方を多く拝見できて、とても嬉しく思いました。一期一会を大切にしたいと思います。先生方、そして主催者の皆さま方、どうもありがとうございました。


ユラーナ




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