ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」

2011年01月09日 | 大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」
NHKの今年の大河ドラマが始まりましたね。同じ大河ドラマの「篤姫」を描いた田渕久美子さんの原作脚本とあって、とても楽しみにしていました。

第一回目の放送は、1時間15分というワイド版。織田信長(豊川悦司)の妹、お市(鈴木保奈美)の浅井長政(時任三郎)との政略結婚からスタートしました。信長に浅井家の様子を密告する使命を兄、信長から受けながら、長政との間に3人の娘を儲け、長政に惚れてゆく様子、そして、夫が兄に攻められて、城で自刃してゆく様子が描かれました。

「篤姫」に感じたのと同じような感覚は何かしら、と思ったら、篤姫のときに言われたホームドラマとしての戦国時代の描き方でした。背景は戦国時代なのだけれども、子を産んで育てる女たちの目を通しての戦国の世を描いているので、ホームドラマ的なのだと。

茶々役の6歳の子役、芦田愛菜(あしだまな)ちゃんが、あまりにも達者なのには、驚きました。テレビドラマ「トイレの神様」にも出演していましたね。

川越出身の市村正親さんが、明智光秀役で出演しているのも、川越人としては楽しみ。全体的に、役者さんの年齢が、実人物より高すぎるような気もしますが、ベテランを配して1時間15分を一気に見せ、翌週、翌々週へ繋げたい、というNHKの思惑がうかがえます。

男の作家が描く歴史物は、硬過ぎて、ついてゆけない私。でも、大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」は、やわらかい人間ドラマとなりそうで、とても楽しみです。歴史の影に女あり。男と女がいてこその人生。数奇な人生を歩み、徳川時代の基礎固めをした3代将軍・家光を産んだ(*とされる)お江の人生を、一年かけて楽しませていただこうと思います。(「*とされる」、と書いたのは、私は、家光は、乳母のお福(後の春日局)と徳川家康の間に出来た子であるという説を支持しているためです。)


私の手許には、私の「川越今昔ものかたり」3巻の監修をしてくださった故・小泉功先生が出版された「大江戸・小江戸(川越)対比 歴史年表事典」がありますが、その年表を見ながら、ドラマを見ると歴史が頭に入って面白いですよ。(川越在住の方でしたら、一番街の本屋さん「太陽堂」さんで売っていると思いますので、手に取ってみてくださいね。)


ユラーナ
コメント
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