ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

今日は予定通り進みました

2010年12月30日 | つれづれなるままに
今日は、予定通り、お花屋さんに行き、床の間に活けるお花、仏壇にお供えするお花、自分の部屋に飾るお花を買ってきました。

床の間は、若松2本と黄色い菊3本、白い菊2本、千両2本、そして根締めに白いスプレー菊2本を選びました。明日、活けるつもりです。

仏壇のお華は、ストックとアイリス、黄色いピンポン菊、千両1本を選びました。自分の部屋用には、変わった品種のチューリップと水仙。水仙は、小さくともとても良い香りがしていました。

いつ行っても、お花屋さんは、お花の生気で満ち溢れていて、とても新鮮なお花の「気」をいただくことができますね。12月30日であったためか、お店先では、行列が出来ていました。


家に帰ってから、玄関の間の障子の張り替えに取り掛かりました。障子は、桟の部分に水をスプレーし、しばらく置くと、簡単に剥がれます。以前、ご紹介した「激落ちふきん」でゴシゴシこすると、糊や古い障子紙がよく取れます。

昔は、すべて、障子を敷居から外して、水を掛けて洗って、天日に干して乾かしていました。しかし、これですと、とても時間がかかるし、家の建て付けがよくなくなっているので、ここ数年は、敷居からは外さずに作業しています。

私は、障子紙は、鳥取から取り寄せています。こうぞ85%の和紙です。今どきのホームセンターなどで売っている紙は、化学繊維の入っているものなので、我が家には合わないのです。鳥取の大因州製紙協業組合製造の「和紙の明かり」という紙は、とても薄くて張りやすいです。

張り始める前にしなくてはならないのは、障子紙の幅を桟に合わせて切ることです。「和紙の明かり」は、28センチに出来ているので、玄関の間の障子用に、26.3センチにカットしました。以前は、こういう作業を文房具屋さんがやってくれたのですが・・・結構、手間のかかる仕事です。

張り始めてしまえば簡単です。無心になれます。障子張りは数が多いと本当に大変ですが、張り始めてしまうと紙と自分が一体になったような気がして、とても落ち着きます。すぐに、3枚の障子張りは完了しました。霧吹きをして乾くのを待って完成。

今年は、たった3枚だけでしたが、予定通り、張り替えることができて良かったです。

今年も残すところ、あと1日。穏やかな新年を迎えたいと思います。


ユラーナ
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予定通りとはいかず・・・

2010年12月30日 | つれづれなるままに
毎日、お掃除のスケジュールを立てますが、なかなかそのとおりにはいきません。毎年のことですが。今年は、特に、そうです。自分の体力と気力の衰えを感じてしまいます。

年末に大掃除や障子の張替えができなかったと言って、何がどうなる!?という気持ちが強くなって来ました。年齢的なものでしょうか。

出来なかったら、出来なかったで、年が明けてから、やることにいたしましょう。

ちなみに今日の予定は、お花屋さんに床の間に活けるお花を買いにいくことと、障子張りですが、寒いですね。


ユラーナ
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年末の大掃除 パート2 ~障子張りつれづれ

2010年12月25日 | 日本文化
今日も、大掃除をしました。

昨日書いたように、まず、厚手のカーテンを洗濯機で洗いました。ちょっと重くて、脱水機能がうまく働かず、苦戦しましたが、何とか脱水を終え、カーテンレールに吊るして、乾燥させています。

キッチンに手をつけようかと思ったのですが、油汚れ用のマジックリンがなくなっていて、キッチンは、明日に見送ることにしました。重曹でよいという方もいらっしゃいますが、油汚れ専用のマジックリンとは、比較にならないかと・・確かに重曹は、環境には優しいのでしょうが・・・手間を考えると、なかなか重曹だけ、というわけにはいかないです。

例年ですと、障子張りにかなり時間を取られます。我が家は、大正時代の書院造りなので、木と障子だけで出来ている、と言っても過言ではありません。お手洗いの窓の障子も数に入れると、全部で40枚の障子があります。養子だった祖父から、母へ、そして、私へと障子張りは、受け継がれて来ました。「どうして、破れていないのに張りかえる必要があるの?」という方や、「毎年張り換えるのは、メンタルな理由?」という方もありますが、毎年、何とか、半分ずつでも頑張って張り換えて来たので、「障子は、毎年張り換えるのが当然」、だと思って生きて来ました。

しかしながら、昨今、障子のあるご家庭も減り、障子を張り替えるという方は、私の知る限り、お茶の先生くらいです。去年は、頑張って36枚張り換えました。(残り4枚は、襖と障子が一体になっているもので、襖を張り替えたときに、職人さんに障子も張ってもらったので、夏でもピンとしており、母がどうしても、張り換えて欲しくない、というのです。私としては、数年経って、色が変色してしまっているので、張り換えたいのですが・・)

そんなこんなで、今年は、どうしよう・・と思ったのですが、もう両親に障子の桟の掃除を頼むことも出来なくなり、たった一人で36枚張った去年があまりにも大変だったのと、紙代の節約のために、穴の開いてしまった所を修繕することで良し、とすることにしました。そこで、数か所、切り貼りをしたら、おお、何ということはなし、きれいになりました。

ただし、玄関の3枚は、張り替えるつもりです。障子紙をはがすと、一年間、障子紙が埃を吸ってくれた様子がよくわかります。お玄関くらいは、きれいにして、きれいな「気」を家に入れたいものです。

玄関の壁にかけてあった自分の絵の裏には、埃がたくさん・・・

大掃除をするということは、物理的に家をきれいにすることだけでなく、自分の心の塵芥も取り去ることなのだ、と掃除をしながら、つくづく思いました。

明日もがんばります。


ユラーナ
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年末の大掃除開始しました

2010年12月24日 | 日本文化
昨日から年末の大掃除を始めました。昨日は、とても暖かだったので、中庭にたくさん積ってしまった桜の葉を掃きました。
隣の伯父さんの家の桜の花を鑑賞させていただく代償は、落ち葉掃きです。全部落ち切ってから処理しないと、二度手間、三度手間になってしまいます。45リットルのごみ袋を7つくらい使いました。これは、ゴミとして捨てるのではなく、裏庭に持っていって堆肥にします。家族の家庭菜園のいい肥料となってくれます。

庭をきれいにしたら、万両(まんりょう)が実をつけているのに気づきました。



近くで見ると、宝石のようです。陽を浴びてピカピカと光っていました。腰痛をしばし忘れる美しさです。



昨日は、庭掃除の他に、南の廊下と北の廊下のガラス拭きをしました。たった数時間で、かなり進み、ちょっと満足。


今日も暖かだったので、南の廊下と北の廊下の天窓をきれいにしました。天窓の敷居に積った土埃を拭いて、気分すっきり。

レースのカーテンも洗いました。カーテンは、洗濯機用の大きなネットに入れて洗濯機で洗い、そのまま、カーテンレールに元のように吊るしてしまえば、そのうち乾いてしまいます。明日は、厚手のカーテンの洗濯に挑戦です。

お風呂場もきれいにしました。

おそらく築90年以上の家ですが、ご先祖さまがしっかりとした造りにしてくださったので、お掃除さえ頑張れば、まだまだ、家は現役でいけます。あとどれくらい、頑張ってお掃除に気合を入れることができるのか・・と一抹の不安もありますが・・・

三峰神社と奈良の龍泉寺に、例年のように、お札の郵送をお願いしました。

母は、82歳なのに、仏間と床の間のお掃除を頑張ってくれました。自分が82歳のときに、どこまで動けるのかしら、と思います。でも、考えても仕方のないことは考えないことにしました。出来る間に、出来ることをすることにいたしましょう。


ユラーナ
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今週の朝日歌壇 (2010.12.20)

2010年12月22日 | 短歌
今週の朝日歌壇に、また、松田梨子さん、わこさん姉妹の歌が入選していました。


     妹は新しいブーツ欲しくって勉強をするお手伝いをする (富山市) 松田梨子
                     (佐佐木幸綱、高野公彦選)

     サンタさん私の窓に迷ったら「キラキラ星」に耳をすませて 富山市 松田わこ
                     (高野公彦選)


俵万智さんが登場したとき、百人一首くらいしか知らなかった私は、「短歌ってこんなのでいいのか」と驚きましたが、小学生が毎週入選しているという状況に、また、新しい短歌の風を感じます。(と、偉そうな私ですね。)

心に浮かんできた言葉を素直に、5・7・5・7・7の31文字の定型にまとめているところに、感心します。荒れている子供たちの様子を聞くことが多い今日この頃ですが、こんな素晴らしい感性を持った子供たちが育っていることに、喜びを感じます。


大人の歌から一首、ご紹介いたします。

     創業の日より吾が掌に握りこし木の実の数珠は今日も匂えり (八戸市)山村陽一


山村氏は、葬儀屋さんであったと思います。ご自身の仕事のことを詠まれることが多いです。私自身が伯父のお葬儀を経験したので、山村氏の「木の実の数珠は今日も匂えり」という最後の言葉に、とても実感がこもっていると感じました。

近頃は、なかなか、歌の詠めない私ですが、新年からまた再開できたらいいなと思います。


ユラーナ
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