ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

新渡戸稲造「武士道」

2017年07月08日 | 
私の出身大学、東京女子大学の創設者は、新渡戸稲造博士ですが、私は、新渡戸博士が著した「武士道」をようやく読み始めました。講談社の対訳版なので、原文の英語も読めて、読みやすいです。といっても、日本語訳も難解は難解ですが。



第4章(勇気・敢為堅忍の精神)に、河越城、江戸城を築城した太田道灌が、亡くなる直前に詠んだ歌が出て来ました。


  かかる時さこそ命の惜しからめ

  かねて無き身と思い知らずば


の歌を、新渡戸は、英語で次のように書いています。

“Ah! How in moments like these
Our heart doth grudge the light of life”;

“Had not in hours of peace,
It learned to lightly look on life”

1899年(明治32)の時点で、「BUSHIDO」を英文で著し、道灌の歌も英訳して世界に紹介した新渡戸稲造のすごさを、この年にして知り、感激しております。

また、良い大学でリベラル・アーツを学ばせていただいたことに感謝しています。
東女は、来年の4月で100周年です。

私の父方は、商家(米問屋)でしたが、母方は、武家でした。育ちといいましょうか、価値観の違いが大きく、両親は、いつも、衝突しております。


ユラーナ
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三芳野神社夏越の大祓

2017年07月01日 | 神社仏閣
昨日夕方5時より、三芳野神社にて、夏越の大祓(なごしのおおはらえ)が行われました。



この茅の輪を8の字を描くようにぐりました。茅の輪(ちのわ)は、字のごとく茅(かや)で出来ているそうです。地元の方たちの手作り。

神社から参道を見て。





ウェキペディアによると、

「蘇民将来」(そみんしょうらい)とは日本各地に伝わる説話、およびそれを起源とする民間信仰である。こんにちでも「蘇民将来」と記した護符は、日本各地の国津神系の神(おもにスサノオ)を祀る神社で授与されており、災厄を払い、疫病を除いて、福を招く神として信仰される。

(ご参考:「民話の駅 蘇民

とあります。氷川神社同様、三芳野神社も、スサノヲノミコトをお祀りしています。後に、学問の神様とされる菅原道真も祀られるようになりました。

茅の輪くぐりをした後、修理工事中の神社の拝殿に上がらせていただきました。山田禎久宮司による祝詞の奏上を、心静かに拝聴し、体と心が清められていく感じがいたしました。お祓いも受けて、これからの半年、無事に過ごせるように思いました。

三芳野神社は、大同2年(807)に建立されたと伝わっています。今の建物は、寛永元年(1624)に、三代将軍家光の命により再興され、明暦2年(1656)に改修された建物です。

今行われている工事は、建物の修復工事です。外観は、まだ、見られませんが、拝殿の中は、朱塗りがきれいに施されていました。日光の職人さんの手によるものだそうです。漆の独特の香りがしました。完成するのには、来年一杯かかるとのこと。

神職に、「ご神体は何ですか?」とお伺いしてみましたが、「謎」だそうです。誰も、内陣の中には入れないとのこと。ミステリアスで、とても有り難いですね。

尚、この三芳野神社は、県指定文化財であるため、県と市からの補助金と氏子からの寄付金で、工事代金はまかなわれています。少しだけ寄付をしたら、私の名前も貼り出されていました。こんなことならもっと寄付すれば良かった・・・と、自治会長さんに言ったら、「まだまだ受け付けています」と。


ユラーナ

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