ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

遠州茶道宗家 献茶式@川越・中院

2012年03月17日 | お茶
「川越 茶あそび 彩茶会」の中のひとつの行事として、中院さんで、遠州流のお家元による献茶式がありましたので、参列させていただきました。

朝から雨、という予報にも関わらず、目覚めたときには、小降り。よって、お着物を着ることにいたしました。そして、幸いなことに、家を出るときには、雨は止んでいました。


いつ来ても美しい中院のお庭。



四季を問わず、楽しませていただける幸せ。有名な枝垂れ桜が開花するのは、1週間後くらいでしょうか。でも、今年は寒いから、少し遅れるかも。






献茶式は、ご本尊である阿弥陀さまへの献茶でありました。






開式となり、お坊さんのおりんの音と共に、遠州茶道宗家13世お家元・小堀宗実さまが入場されました。

そして、中院のご住職さまをお導師さまとして、皆で、般若心経をお唱えし、「南無阿弥陀仏」を十遍お唱えいたしました。段々、気持ちが澄んでまいりました。

お家元のお点前を後ろから拝見しておりましたが、緊張感漂う中、ただただ「美しい所作」にみとれておりました。

遠州流の所作は、私がほんの少し嗜んできた流派とは、大きく違うのですが、客人(この場合、阿弥陀如来)に心を込めて点てるという点においては、茶の心は同じなのかしら、と、生意気ながら、思いました。

自分が先生にお稽古をつけていただいているとき、点てながら、小さな宇宙を自分で紡ぎ出している、そんな感覚をよく持ったものでした。

今、目の前で、お家元が紡ぎ出している宇宙が、阿弥陀さまの世界へと繋がり、点てられたお茶がご住職さまによって、ご本尊の阿弥陀さまへと献じられたとき、この世とあの世は繋がっている、そんな風に感じました。

お坊さんのおりんの音と共に、お家元は退場され、献茶式は、終了いたしました。会場内の張り詰めた空気が、ふと、やわらぎました。


おいしいお弁当をいただいた後、琵琶の演奏を楽しませていただきました。




その後、書院において、遠州流のお席に入れていただきました。

こちらは、お点前さん、お運びさんのお着物姿、所作、すべて凛として美しく、感激いたしました。執事長によるお道具のご説明もいただき、お席を堪能させていただきました。


茶あそび 彩茶会」は、明日も各所で行われます。

どうぞお出かけくださいね。


ユラーナ




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茶あそび彩茶会

2012年03月16日 | お茶
去年の5月に続き、今年も「川越 茶あそび彩茶会」が開催されます。




明日と明後日の二日間。

両日ともお天気が心配ですね。

中院さんでの、遠州流のお家元による献茶式におよばれしたので、行って来ようと思います。


ユラーナ
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晩秋の和菓子

2011年11月29日 | お茶
丸広百貨店に行った際、秋のお菓子が目に止まりました。母と二人でいただこうと思い、二つ求めました。

これは、「椿」という名のお菓子。中は、黄身餡でした。



こちらは、「藪柑子(やぶこうじ)」という名のお菓子。中は、つぶ餡でした。



「花見」というお店で買いました。川越の老舗のお菓子屋さんは、こうした「練り切り」にあまり力を入れておらず、求めるとすると、こちらのお店のものが多くなってしまいます。

お茶亀屋さんで求めた、宇治の芳春園・岩井勘造商店の「祝いの緑渦(りょくか」というお抹茶と一緒にいただいたら、とても美味しかったです。

秋も深まり、明後日は、いよいよ師走です。我が家の庭の糸もみじが美しい姿をみせてくれています。





ユラーナ
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