「川越 茶あそび 彩茶会」の中のひとつの行事として、中院さんで、遠州流のお家元による献茶式がありましたので、参列させていただきました。
朝から雨、という予報にも関わらず、目覚めたときには、小降り。よって、お着物を着ることにいたしました。そして、幸いなことに、家を出るときには、雨は止んでいました。
いつ来ても美しい中院のお庭。
四季を問わず、楽しませていただける幸せ。有名な枝垂れ桜が開花するのは、1週間後くらいでしょうか。でも、今年は寒いから、少し遅れるかも。
献茶式は、ご本尊である阿弥陀さまへの献茶でありました。
開式となり、お坊さんのおりんの音と共に、遠州茶道宗家13世お家元・小堀宗実さまが入場されました。
そして、中院のご住職さまをお導師さまとして、皆で、般若心経をお唱えし、「南無阿弥陀仏」を十遍お唱えいたしました。段々、気持ちが澄んでまいりました。
お家元のお点前を後ろから拝見しておりましたが、緊張感漂う中、ただただ「美しい所作」にみとれておりました。
遠州流の所作は、私がほんの少し嗜んできた流派とは、大きく違うのですが、客人(この場合、阿弥陀如来)に心を込めて点てるという点においては、茶の心は同じなのかしら、と、生意気ながら、思いました。
自分が先生にお稽古をつけていただいているとき、点てながら、小さな宇宙を自分で紡ぎ出している、そんな感覚をよく持ったものでした。
今、目の前で、お家元が紡ぎ出している宇宙が、阿弥陀さまの世界へと繋がり、点てられたお茶がご住職さまによって、ご本尊の阿弥陀さまへと献じられたとき、この世とあの世は繋がっている、そんな風に感じました。
お坊さんのおりんの音と共に、お家元は退場され、献茶式は、終了いたしました。会場内の張り詰めた空気が、ふと、やわらぎました。
おいしいお弁当をいただいた後、琵琶の演奏を楽しませていただきました。
その後、書院において、遠州流のお席に入れていただきました。
こちらは、お点前さん、お運びさんのお着物姿、所作、すべて凛として美しく、感激いたしました。執事長によるお道具のご説明もいただき、お席を堪能させていただきました。
「茶あそび 彩茶会」は、明日も各所で行われます。
どうぞお出かけくださいね。
ユラーナ
朝から雨、という予報にも関わらず、目覚めたときには、小降り。よって、お着物を着ることにいたしました。そして、幸いなことに、家を出るときには、雨は止んでいました。
いつ来ても美しい中院のお庭。
四季を問わず、楽しませていただける幸せ。有名な枝垂れ桜が開花するのは、1週間後くらいでしょうか。でも、今年は寒いから、少し遅れるかも。
献茶式は、ご本尊である阿弥陀さまへの献茶でありました。
開式となり、お坊さんのおりんの音と共に、遠州茶道宗家13世お家元・小堀宗実さまが入場されました。
そして、中院のご住職さまをお導師さまとして、皆で、般若心経をお唱えし、「南無阿弥陀仏」を十遍お唱えいたしました。段々、気持ちが澄んでまいりました。
お家元のお点前を後ろから拝見しておりましたが、緊張感漂う中、ただただ「美しい所作」にみとれておりました。
遠州流の所作は、私がほんの少し嗜んできた流派とは、大きく違うのですが、客人(この場合、阿弥陀如来)に心を込めて点てるという点においては、茶の心は同じなのかしら、と、生意気ながら、思いました。
自分が先生にお稽古をつけていただいているとき、点てながら、小さな宇宙を自分で紡ぎ出している、そんな感覚をよく持ったものでした。
今、目の前で、お家元が紡ぎ出している宇宙が、阿弥陀さまの世界へと繋がり、点てられたお茶がご住職さまによって、ご本尊の阿弥陀さまへと献じられたとき、この世とあの世は繋がっている、そんな風に感じました。
お坊さんのおりんの音と共に、お家元は退場され、献茶式は、終了いたしました。会場内の張り詰めた空気が、ふと、やわらぎました。
おいしいお弁当をいただいた後、琵琶の演奏を楽しませていただきました。
その後、書院において、遠州流のお席に入れていただきました。
こちらは、お点前さん、お運びさんのお着物姿、所作、すべて凛として美しく、感激いたしました。執事長によるお道具のご説明もいただき、お席を堪能させていただきました。
「茶あそび 彩茶会」は、明日も各所で行われます。
どうぞお出かけくださいね。
ユラーナ