つれづれ日記

心と目の記録

原子爆弾の光を見た記憶

2023-05-24 16:18:42 | Weblog

大東亜戦争が激しくなった1945年7月20日に

私の家族は、父の故郷の広島県の中央部の山村に、疎開しました。

8月6日朝食が終わった頃、ピカッと光り

台地が大きくぐらっと揺れ、思わず庭に飛び出しました。

光は家の中まで入り私の腕にも光が当たった記憶があります。

 

新爆弾が落ち、広島市は一面の焼け野原とニュースで聞きましたが

本当のことは分かりませんでした。

広島市の女学校に転校する予定でしたが、夏休みなので助かりました。

想像を絶する被爆の実相が分かった時には呆然となるばかりで

終戦となり、9月に東京の吉祥寺の家に帰りました。

東京駅のホームは爆弾や焼夷弾にやられて屋根がなく、

トイレの屋根もありませんでした。

しかしとても綺麗に掃除されていて感心しました。

中央線の代々木あたりまで焼け野原が多く、

所どころに手作りの小さな小屋が建っていました。

 

今元気で生きている運命に感謝するばかりです。

 

 


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