今回は香川県仲多度郡まんのう町、国道32号線沿いにある道の駅「空の夢もみの木パーク」に展示されているムーニーM20E ex.JA3318(c/n 1308)。
1966年11月10日個人所有として登録され、その間に数回所有者が変更。
そして2002年9月10日登録抹消されました。
機体の台座には、「世界初飛行原理着想の地」と書いてあります。
この地は、二宮忠八が明治22年(1889年)に鳥の飛ぶ姿を見て、2年後日本で初めて動力付きの模型で飛行実験を行なったことで知られています。
後年、ライト兄弟が人を乗せて飛んだことを知ると飛行機開発から身を引きます。
しかし、飛行機開発事故による犠牲者が絶え間ないので、大正4年(1915年)に京都府八幡市に私財を投じて飛行神社を建立しました。
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2003年5月に車で旅行中、高知空港からの帰り道高速道路は渋滞、国道に迂回して車中泊をするのにどこかないかと探していて偶然見つけた場所です。
展示機は、前夜到着したときは暗くて分からなく、朝目覚めたときに初めて気がつきました。
偶然にしろ、我が国に於ける飛行機開発の先駆者がここにおられたことは、航空ファンとしてうれしい限りです。「ファンだからここにおいで…」とお導きがあったのかもしれませんね。
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