赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

とうきびチョコ

2005-11-14 | Buon Appetito(召し上がれ)
     

土曜日の同期会でいただいたチョコレート
単身赴任中の友人が、札幌の「本宅」へ帰った際に千歳空港で発見して
持ってきてくれたお土産です。


     

フリーズドライにしたコーンに、ホワイトチョコを浸透させたもので、
ちゃ~んととうもろこしの味がして・・・でも、チョコなんです。
女性陣に大好評~
でもでも・・・「これいくらなの?」
女性の1人から、遠慮なく(笑)チェックが入ります
「500円だった」
「え~っ、50gしか入ってないのにこれ一つが500円?高いっ!
高すぎる。二つで500円なら分かるけれど!!」
******
いえいえ、これは買ってきた彼を攻めているのではございません。
とうきびチョコの値付けへのクレームです。もちろん・・・。
それに・・・確かに高いです。

でも、なんだか可笑しくてポリポリ食べながら笑っちゃいました。
女子の人数が学年全体の1/3強くらい。
だから今でも大切にされて、そしていまだに威張っているのかも
もちろん、私を含めてのことですが・・。

さて、これから北海道に行かれるかた。。。。
妥当なお値段だと思ったら、お勧めのお土産だと思います。
美味しいですよ。
それに、料金はお土産設定なので仕方がない・・・と私は思いますが。

スキップ

2005-11-14 | 日々のひとかけら
      

17才の9月、大雨で運動会が中止になった夕方だった。
モーツアルトの「フィガロの結婚」を聴きながら目を閉じた・・
・・・<もう飛ぶまいぞ、この蝶々>・・・
目覚めたとき、私は42才。夫と17才の娘がいた。。。。

北村薫の「スキップ」です。
いつのまにか主人公が25年をスキップしてしまうストーリーですが、
この本が出てからも、すでに10年くらいの時がたっています。

一昨日「18才へスキップ」で同窓会のことをアップしましたが
同窓会などで昔の友人たちに会うたびに、この本のことを思い出します。

「大人とは我々とはまったく別の世界にいるように見える。階段のはるか
上にいるように。だが、実際にはどうなのだろう・・・・
・・・・・<大人>という場も、気のつかないほどの緩やかな坂を上り、
いつの間にか行き着いてしまうものなのだろうか」
こう思う17才の主人公と友人は、「どんな人と結婚するのかな?」と
いう会話を始めるのですが・・・。

目覚めたら「知らないおじさん」の夫がいて娘もいる。
昨日までいたはずの両親は、もう生きてはいない。

「時の無法な足し算の代わりに、どれほど容赦のない引き算が行われたのか」
ズシリと来る作中のフレーズです。
でも、主人公の17才の真理子は42才を果敢に生きていく。
その強さに引かれて、何度も読んでしまう一冊です。

「昨日という日があったらしい。明日という日があるらしい。
だが、私には今がある」
最後から2行目の素敵なフレーズです。
最後のフレーズ??ぜひお読みになってくださいませ。
私がなぜここに書かなかったのかが、たぶんお解りになると思います(笑)

ちなみに作者の北村薫さんは男性。
私の友人で「北村薫」が女性。「高村薫」が男性だと信じていた人がいます。
確かに、あの硬質な文章と内容から高村氏を男性だと思ってしまうかも。

    

この画像は一昨日、PM2時頃の新宿です。
高層ビルに映った他のビルの影と、秋化粧のケヤキの木々。
思わず写してしまった一枚です。