赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

中華風・豆乳茶碗蒸し

2005-11-17 | Buon Appetito(召し上がれ)
      

先日アップした中華街・源豊行で買ってきた「帆立パウダー」を
昨日の夕食で早速使ってみました。

オリジナル・レシピ!!中華風の茶碗蒸しです。
豆乳があったので、おだしの代わりに豆乳を使ってみました。
卵と豆乳の割合を1:2にしたので、茶碗蒸しというより卵豆腐かも
しれません。
卵2個に豆乳200ccです。
帆立パウダー小さじ2強は少量のお湯で溶いてから入れます。
それにナンプラーを少々。薄味にしておきました。

これを器に入れて蒸している間に、上にかける餡を!!

殻をむいて背ワタをとった海老4匹をかるく炒めてから、適量のお湯と
帆立パウダー小さじ1くらいを入れます。
小さく切った赤ピーマン半分も・・・。
生姜のすりおろしとオイスターソース少々で味をつけて、三つ葉を
散らしてから水溶き片栗粉でとろみをつけます。

蒸しあがった卵豆腐に、熱々の餡をかけて出来上がりです。

豆乳の茶碗蒸しは初めてですが、ホッコリとした甘みがあって
帆立のおだしとよく合っています。
海老の餡もすご~く美味しく仕上がりました。
ただ、色彩的に赤ピーマンが多かったかもしれません。
半分だけにしたのですが、それでも目立ちすぎかも??
それと・・椎茸入れるのを忘れてしまいました~~

でもでも、本当に美味しいおうち中華でした
ヘルシーで体の暖まるこの一皿。これからの季節にです。

トンネルに響く「月の砂漠」 後編

2005-11-17 | 街・散策(他の街)
 

画像は東京・青山通りで泳いでいた・・お店の看板フグです。
フグで有名な山口県・下関では、フグのことをフク(福)といいます。

さて、その下関での出来事。昨日の前編に続きます。。。。

ジョギングやウォーキングの人でトレーニング・トンネルとなる
朝の関門トンネルなのですが・・・
毎朝のように、ろうろうとトンネル内に響く歌声があったのです。
月の砂漠を~、はあ~るばるとぉ~

大きな声で歌うその男性は、必ず門司→下関へ。
ほとんどの人が時速4~5キロくらいの速さでせっせと歩く中で、
その人だけは、歌いながらゆったり・ユラユラ歩いているのです。

歌うのは3曲くらいあったと思います。
でも、覚えているのは「月の砂漠」と「錆びたナイフ(?)」。。。
独身の頃上司のオジサマが歌っていたので知っていますが、曲名は
「錆びたナイフ」だったと思います。
~~砂山の砂を掘っていたらナイフが出た~~という石原裕次郎の歌。
「素足の砂浜なのに危ないじゃ~ん」て若い頃思った記憶があります

トンネルに響く歌はエコーが効いているからか、けっこうお上手。
でも、周囲と雰囲気の違うその男性には、朝帰りの雰囲気があるんです。
門司に彼女がいるのかしら??とも思ったのですが・・・・
彼女というより、女性のヒモみたいな雰囲気(爆)

でも、歌声を聞いてから半年くらい経った頃。
下関側の駐車場で見ちゃったんです。
車から出したのは、プラスチック製品。
ダイソーなんかで売ってるお風呂セットです

それを見た瞬間に、いつも行く喫茶店のママの言葉を思い出した私。
「赤い靴さん、ウォーキングの後、門司のお風呂に入ってきたら?
私も行くんだけれど、あのお湯はとっても良いよ。」
そうかあ~。あの退廃的な雰囲気はお風呂上りだったのね。
お風呂上りなら、あの雰囲気になるかも・・・納得。

半年ほどの疑問が、この朝、や~っと解けたのでした。

さらにその少し後、トンネル監視員のかたとも仲良くなった私。
「歌ってる人は唐戸市場で働いてる人だよ」と、言ってました。
下関にある新鮮なお魚の並ぶ唐戸市場。
早朝からのお仕事が終わった後、九州まで一風呂浴びに。

判明すれば「な~んだ」ですが、周りと全く趣の違った雰囲気。
それに、地底に響く歌声はとてもミステリアスなものがありました。

昨日の新聞記事「音紀行」は関門海峡の汽笛ですが、
あのエコーの効いた「月の砂漠」の歌声は、
関門海峡の汽笛よりも印象に残っています。