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第一書房巡礼行記  ノヴァーリスの『斷片』

2010年02月26日 21時47分47秒 | Weblog
ノヴァーリスの『斷片』を見てみよう。
飯田安の訳で第一書房から、初版1000部刊行された。
背コーネル革装で和紙刷りの美しい装訂本である。
部数の割りに非常によく見かける本だ。
『斷片』は『續斷片』と合せて古書ではお馴染みの本である。
私はこのセットを5種類所有している。
本当に馬鹿としか言いようがない。
函付き、函なし目に入る度に購入した。
今でこそ、安くなったと思うが、昔ははこれで結構な値札かついていたように思う。
メモを見てみよう。
平成7年10月30日にT書店から25000円で購入したのが最初である。
おそらく、これは亡くなったS氏所蔵の革装本を一括で購入した中に含まれていた気がする。
次で、28000円でK書店。
さらに、38000円で某書店。
そして、函なしを2セットと後、京都のマンションの2階にあった有名な古書店で裸本一冊を購入。
好きですね。



『斷片』 ノヴァーリス著 飯田安譯 1931年(昭和6年)12月20日 第一書房
初版 1000部 212×160ミリ 四六判 和紙刷 天緑染 背コーネル革装 函 352ページ 2円80銭


彼の名はフリードリヒ・フォン・ハルデンベルク(Friedrich von Hardenberg)といいノヴァーリス(Novalis)は、ペンネームで、ラテン語で新開墾地を意味するという。
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