四行詩集日乗

夜鴉亭好RUBAIYATルバイヤート限定本浮世絵草双紙
艶本読本詩集無節操無分別無目的展開
備忘録粗忽書影日記帖也

和本シンポジウムの貴重書展へ行ってきた

2011年10月02日 20時35分54秒 | Weblog
東京古典会創立百周年記念と大仰な副題の付いた「和本シンポジウム貴重書展」へ行ってきた。
東京神田小川町の古書会館で開かれた「支那本」や「古今和歌集」、「江戸川乱歩蒐集」の稀覯書が無料で拝見できる。
無料と聞いては行かなきゃなるめぃ。

しかし、明らかに私向きの展示会ではなかった。
下世話な身としては、色物が欲しいんすよ。
艶本とは申すまい。
合巻や浮世絵の展示が皆無であったのが至極残念。
井原西鶴の好色ものの展示は在るにはあったが……。
古典すぎてね。

替りに復刻浮世絵の摺りの実演を見学した。
見学者の誰か尋ねた。
「紅花など江戸時代と同じ技法で摺らないのか」。
会場の人曰く。
「そんな高価なものでは摺れません」と昔ながらのお答え。

NHKで何度も江戸時代の色で摺りを続ける私の知友のことを忘れています。
だから、復刻って……。
似て非なるものなんだよね。

今日は「花∞」な一日でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 九頭竜と私 | トップ | 10月新緑と見まごうばかりの... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事