四行詩集日乗

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巣鴨の路地裏にて

2013年04月16日 12時42分49秒 | Weblog
塀の上の小猫。
いや、中猫だ。
手を差し出すとニャと短く鳴いた。
お愛想か。
威嚇のつもりか。
猫に疎い私には解らない。

    ☆

しばらく歩くと。
また、猫がいた。


chat noir

駒込にいた黒にゃんこ。
鈴が可愛いおしゃまさんだ。
こっちもニャ。
ニャ。
流行しているのか。
餌になるようなモノは持っておらず。
彼女は路地裏に消えていった。

    ☆

昔、白い犬を飼っていた。
コロと拾ってきた妹が命名。
小学校五年から三十過ぎまで実家にいた。
二十年以上は付き合ってくれた計算になる。
長生きだったね。
白色は最期は茶色に変身していたけど。

ペットショップなるものが出来始めた高校時代。
ドッグフードが世に出てきた。
みそ汁ご飯じゃ可哀想って。
オヤジが買い与えた。
ちっとも食わなかったョ。
子犬の頃から食い親しんだみそ汁ご飯が一番好きだった。
時々ソーセージをやると驚喜乱舞。
一本を一秒で呑んだ。
味わえよ。

鬚もじゃで帰省した時。
顔が判らなくって一瞬、ほえかかった。
あのバツの悪い顔。
今でも思い出す。

犬猫は腎臓が小さいため塩辛い食事がダメと知ったのはつい最近。
二十年以上塩辛いみそ汁を食べ続けたコロ。
最期は老衰。
もう夢には見ないけど。
二人で海岸を走ったことは忘れない。


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