雨戸を閉めると真っ暗になり、風も通らないので、雨脚を見て開けたり閉めたりしている。テレビで台風対策として窓にテープや段ボールを貼ることが紹介されている。「雨戸はないんかい」と思い前の家を見たらなかった。今節流行りのなんとかハウスには雨戸がないようだ。強度の高いガラスを使っているのだろうが、ちょっと怖い。
パラリンピックの話題が台風の陰になってしまっているが、開会式でのピアノを使った演出にちょっと驚かされた。ピアノの上に乗るという行為に対し批判的な声が上がるのは日本だけなのだろうか。正直なところ私も好きになれないが、常識を打ち破るのが芸術の一面でもあるとすれば、おフランス的には "してやったり" なのだろう。
私はピアノを弾けないが子供らが習っていたのでアップライトがある。玄関土間に置いてある。従弟の娘二人が小さい時に遊びに来て土間に置かれたピアノを見て「ピアノが・・・・」と目くばせしあった。日本ではピアノは神棚と同じくらい神聖なものなのだ。土間に置くのは恐れ多い、いわんや土足で上に乗るなんぞもってのほか、罰が当たる。
フランス人にとってピアノは貴族社会の象徴なのではないか。