笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

いっそ履歴書から年齢欄を外したら?

2013年05月15日 13時00分09秒 | お仕事関連
先日あるセミナーで、「(再就職のための)必要書類を送るとき、関連本に封筒は書類と同じサイズで、書類は折らないほうが良い、と書かれていたのですが、折ったら不採用になりますか?」との質問を受けた。セミナー中「個人的には、私は折らないですが…」と言ったことが引っかかったようだ。

どっちでもいいのでは? というのが正直なところだ。
折った書類を送ってきたから不採用、なんて企業は聞いたことはないし、仮にあったとしたらそれはもう「担当者の美意識」の問題といってもいい。
ちなみに私は自分の書類は折らない派。ほら、お札を折りたくないから「長財布」を使う人と同じで「お札(書類)に敬意を払っているから」。つまりとことん本人の「美意識」の問題なのだ(ちなみに私はお札入れは二つ折りの財布。馬蹄型のデザインが好きだから。これも私の美意識)

一応「80円切手で済むところをそれ以上の切手代が出る場合もあるので、そのあたりも考慮すればよいのでは」などと答えておいたのだが、そういう日本的なあいまいさって、正直悩ましいところであることも事実だ。

ちなみに埼玉の再就職セミナーでは「封筒は書類と同じサイズ。切手は記念切手がベター。書類はクリアファイルに入れる。面接後には当日にはがきでお礼状を」と指導しているとも聞いた。
そういうことをする人が少なかった時代なら「好印象」にも繋がったのかもしれないけれど、今はどうなんだろう。ちょっと気になる。

ところで、求人で年齢差別をすることは法律で禁止されている。
にもかかわらず「年令が高くなると求人が少なくて…」という受講者(知る限り多くは女性)は多い。特に30代、40代で多い気がする。社会人としても一番脂の乗っている年代のはずなのに…。
で、くだんの「封筒折るか折らないかの件」でちょっと記憶のスイッチが入ったのが「いっそのこと履歴書から年齢欄を外したらどうなんだろう」ってこと。

まず、企業が求人するのは「仕事ができる人を求めたい」からじゃないのか?。
「上司になる自分が20代だから年上は嫌だ」「カミさんと同じ年齢の女性は嫌だ」などと言う従業員がいたらその方がおかしくないか? 当節、企業は高いコミュニケーション能力を社員に求めているわけだし。

日本は今、グローバル人材を求めているわけだけど、その前に社内の、異なる性、異なる年齢、異なる立場の人と協業できる人材を求めること・育成することが先決じゃないのか、と私は思うのだ。というよりず~っと思っていた。
誰に対しても公平に仕事上の付き合いができなくてなにが「グローバル」だよと。だからとりあえず、履歴書から年齢を外してみたら?と思うのだ。想像してみて。実践的コミュ力はこれで確実に付く、と思わない?。

年を取らない生き物(人間)なんていない。
差別をしているあんただっていつかは「年を取る」。
「社風に合わない」のではなく「差別のない社風にしろよ」と言いたいのだ。
やる気と経験、知識を高めれば年齢にかかわらず、差別を受けずに働ける世の中、小難しい雇用政策をちまちま机上で考えるのではなく、「この仕事できる人集まれ~」なわかりやすい世の中になってくれろ、と私は願っている。。

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