笑うかどには福きたる

日常生活で見たこと、聞いたこと、感じたことを牧歌的にのんびりと書いています。

コロナ"禍(渦)中" のニュースな人々

2020年07月26日 15時12分52秒 | 日々雑記
4月からのコロナ自粛生活中では、普段見られないテレビ番組を、それこそ早朝から深夜(深夜番組は録画)まで楽しんでおりました。

朝はまず、7時のNHK-BS1 「ワールドニュース」。
欧米・アジアのメインニュースをそれぞれ10分程度にコンパクトにまとめて観ることができます。で、そのニュースキャスターの中でも"特に"目を引いたのが、フランス20hのこの3人。


左から、ジュリアン何某さん、アンヌソフィー何某さん、ローラン何某さん


この方々のビジュアルときたら、もうねぇ、

「朝からこれを見ると、今日も一日元気でがんばれる♪」 か、
「こんなの朝っぱらから見ちゃったら、何も手につかなくなる…」 の、

どちらかではないでしょうか(^_^;)あくまで個人的な意見です。
フランス20hは、こちらから。

その後、洗濯機を回す8時からは「モーニングショー」でしょうかねぇ。



コロナ関連のニュースでは群を抜く、"無駄なく、漏れなく"な番組でございます。
この番組でコロナ関連当初から注目していたのが、感染症学がご専門の岡田晴恵 白鴎大学教育学部教授。私的に最も印象に残っている場面は、「岡田先生は(当時の)専門家会議のメンバーにならないのですか?」と言う質問に「なりたくもありません」とピシャリと仰ったこと。シビレますね(^_^;)

その後も、コロナ関連解説者として、いろんな立場の専門家がテレビに出てきましたが、個人的には岡田さんと同じくらいコメントを信頼しているのが、倉持仁 インターパーク倉持呼吸器内科医院長。この方もとても冷静に正直に、現実的なコメントをなさいます。
このお二人のコメントがある意味正々堂々としているのは、岡田先生には(ひょっとしたら)出世欲も名誉欲も(あまり)なく、倉持先生は個人病院の医院長だからかな、と思っているのです。つまり"国に忖度しなくてもいい立場でいられる"ことではないのかな、と。(あくまでも個人的な見方です)

ただ、さすがに「国の顔色を窺っている時期じゃないだろう」、と医療現場の実情と政府の無神経を"厳しく"指摘したのが、杏林大の山口芳裕教授でした。
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7/22(水) 14:39配信 ハフポスト日本版
重症患者が倍増。「医療体制、“ひっ迫していない”は誤り」 都の会議で専門家が苦言

東京都の新型コロナウイルスのモニタリング会議が7月22日に開かれ、専門家から「『都の医療体制が逼迫(ひっぱく)していない』という政府の説明は誤り」と厳しい指摘が出た。菅義偉官房長官は21日午後の会見で、東京都の医療提供体制について「逼迫している状況にはない」との見解を示していた。

■入院の調整「非常に困難」
杏林大の山口芳裕教授は、医療提供体制の現状について、
 ・入院患者数は21日時点で949人で、先週に比べて約1.4倍に増加
 ・保健所が自らの管轄で調整がつかず、都庁に入院の調整を依頼している件数は1日平均で約100件で、先週の2倍以上に増えている
 ・重症患者数が先週の6人から14人となり、数としては少ないが倍増している
ことを会議で報告。「入院の調整に非常に困難が生じている」と述べた。重症化リスクの高い高年齢層に感染が広がっていることを踏まえ、「40代50代の重症例が散見され、今後の推移に警戒が必要」と強調した。

■「逼迫」の2つの根拠
会議では、医療提供体制の分析結果としては、先週と同じで「体制強化が必要」とのオレンジ色の段階に据え置いた。ただ、山口氏は「しかしながら、これをもって国のリーダーが使われている『東京の医療は逼迫していない』というのは2つの観点から誤り」と述べ、菅官房長官の見解を一蹴した。

山口氏は理由について、以下のように説明した。
「一つは病床の拡大には2週間以上の時間が必要。病床のレイアウトやシフトの変更、感染防止対策の徹底、すでに入院している患者を他に移動させるといった大変な作業がある。少なくとも2週間先を見越して現場の状況を評価する必要がある。それが責任ある評価だと思う。
150%の増加率で患者が増加している状況、重症者が倍増している状況では、とても逼迫していないとは申し上げられない」

「2つ目は、ベッドが確保されているイコール患者を入院させられる、ということではない。
コロナ患者の入退院には通常の患者より多くの手間がかかり、多くのマンパワーが必要。患者対応の長期化で現場の医療は本当に疲弊している。特に週末祝日は空いているはずの病床に患者が入院できない現象が生じている」と警鐘を鳴らす。

山口氏は、22日から始まったGo Toトラベルキャンペーンにも言及。
「赤(モニタリングの指標で最も悪い段階)ではないが、医療関係者をはじめ都の職員、保健所、ホテル、様々な人の努力や苦労によってオレンジ(の段階)で踏ん張っている、こらえていると知事にはご理解いただきたい。こうした現場の労苦に対する想像力を持たない方に、赤ではないということで『大丈夫だからみなさん遊びましょう、旅しましょう』という根拠に使われないことを切に願います」
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「現場の労苦に対する想像力を持たない方」という言い方には、多くの人が共感したことでしょう。

それにしても、「現場の労苦に対する想像力を持たない方」が多いのは日本だけでもないようです。アメリカに至っては、「マスク、する、しない」大問題が起こっているようで。

夕方4時からNHK-BS1でアメリカだけのニュースを集めた番組を流しておりまして、晩ごはん準備前のひと時は概ねこちらを眺めております。
26日現在感染者数が400万人を突破しちゃったアメリカで、少しでも感染を防ごう、それには最低限マスクしろ! という方々が戦っておられます。


クオモNY州知事(左)とファウチ博士(右)


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【ニューヨーク共同】7月20日
NY知事「政府は能力欠く」新型コロナ対策でトランプ氏批判

米東部ニューヨーク州のクオモ知事は20日、新型コロナの感染が拡大している南部ジョージア州サバンナ市を訪れ、ジョンソン市長と会談した。共同記者会見でクオモ氏は、連邦政府がウイルスの脅威を否定するなど「(対応)能力を欠く」ことが理由で、抑え込みに想定以上の時間がかかったと強調した。

 クオモ氏は「米国の政治は従来以上に分断されている」と、コロナ対策を政治問題化したトランプ大統領を批判。公共の場で市民がマスクを着用すれば死者を4万人以上減らせるとの推計を引用し「国がマスクを義務化せずに4万人余計に亡くなったらどう正当化するのか」と訴えた。
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クオモさんは、その1ヶ月前の6月20日に、
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毎日新聞 2020年6月20日 13時19分
NY州のクオモ知事、110日続けた定例記者会見に終止符 「力合わせてウイルス撃退した」

米東部ニューヨーク州のクオモ知事は19日、新型コロナウイルスの感染状況が大幅に改善したとして、3月初旬から休まずに続けてきた定例記者会見を終了した。感染爆発が起きた3カ月あまりを「地獄の111日」だったと振り返ったクオモ氏は「マスクをして他人を思いやる愛が事態を克服した。力を合わせて死のウイルスを撃退したのだから、私たちにできないことはない」と強調した。
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同じく、ファウチ博士も6月30日の会見で、
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アメリカの新型コロナウイルスの新規感染者が1日あたり10万人になっても「驚かない」と、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士が6月30日、米議会上院で述べた。

ファウチ氏は上院委員会の公聴会で、「現時点で制御できていないのは明らかだ」と証言。マスク着用と社会的距離の確保を実行している米国民は、十分な数に達していないと警告した。

また、新規感染者の半数近くがフロリダ、アリゾナ、テキサス、カリフォルニアの4州で確認されていると説明した。
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26日時点で世界2番目の感染者数200万人を突破したブラジル。こちらは防ぎたくても貧しくて防げない人たちの感染なのだそうです。防ごうと思えば防げる"豊かなアメリカの人たち"の感染が広がっていることに、極東の小国ジャパンの更に小市民の私などは「本当の大国魂を見せてくれぃ」などと、思ってしまいます。(-_-)

さて、ここからは、気分を変えて♪♪♪
このコロナ禍で、最初に心を和ませてくれたニュースはこちらでしょうか。
4月イギリスから舞い込んだ、キャプテントムさんのニュース。
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99歳のムーア大尉は4月初め、新型コロナウイルス対策の最前線ではたらく人たちを支援するため、1000ポンドを募るキャンペーンを開始。4月30日の100歳の誕生日までに自宅の庭を100往復すると宣言した。歩行補助器を使いながら庭を往復するその姿が注目された。
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最終的には日本円で40億円もの寄付を集めて、7月18日にエリザベス女王からナイト爵位を受けこともニュースになりました。

トムさん同様、今、自分にできることをした沢山の人たちもニュースに映されていました。
入院している家族とのハグを可能にするために、長手袋をビニールシートに取り付けたブラジルの看護士さん、店が休業になり山積になった食材で病院関係者に無料でランチを配ったフランスのレストランオーナー。マスク不足で病院が困っていると知り、3Dプリンタで作ったマスクを寄付した(国忘れた)子供たち、などなどなど。
ひとりひとりの、ある意味での「ノブレス・オブリージュ」が広がっているんだな、と感じました。

そして、リモート生活な今日、リモートならではの"心を和ませてくれる"ニュースもあります(^^)。最近の私のお気に入りが、こちら。



ビデオ会議中の笑える「やっちまった」ニュースは多々あれど、これは最高(^^;)クセになります。
「ロホ、しっぽを下げなさい」で検索できますので、ぜひぜひ、ぜひ!

みんな、がんばって、今を乗り切ろう!
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