goo blog サービス終了のお知らせ 

社労士・行政書士お役立ちノート

兵庫県宝塚市で開業している女性特定社会保険労務士・申請取次行政書士・キャリアコンサルタントこーろの奮闘記です。

任意後見とは

2006-01-30 22:57:18 | 相続・遺言・任意後見
今日は任意後見の研修会に行ってきました。
実際に聞きに来られているのは市民の方で、年配の方が多かったです。
講師の先生は、片岡仁佐衛門さんにちょっと似た、司法書士の方でした。

任意後見というのは、判断能力があるうちに、将来判断能力が衰えた時に備えて、
契約で任意後見人を選任しておく制度です。
この契約は公正証書にしておきます。
そして、実際に判断能力が衰えた時、本人や配偶者などの申し立てによって、
家庭裁判所が任意後見監督人を選任します。
このときから任意後見契約の効力が発生します。

ただし、成年後見と違って、任意後見人には本人の行為の取消権はありません。

主に弁護士、司法書士、地域の社会福祉協議会などが成年後見人に選任されます。
行政書士の業務としては、任意後見が考えられます。
まだ新しい分野です。これから開拓の余地がありそうです。

任意後見人は、例えば、施設に入所する契約を代理でしたり、
悪徳セールスマンが来たときに対処します。

いわば財産管理を他の人に任せるわけですから、信頼関係が必要です。

まだまだ任意後見のことをご存知の方は少ないでしょう。
高齢者の方が住み慣れた地域でずっと暮らしていけるよう、
任意後見制度がありますよと、伝えていきたいと思います。

皆さんの応援が励みになります。よろしければクリックお願いします。 ⇒ 人気blogランキングへ