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宇宙戦争

2005-11-09 19:22:38 | 映画 ア行
DVDで、トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス 出演、スティーヴン・スピルバーグ 監督作品の「宇宙戦争」を観ました。

●ストーリー
アメリカ東部のニュージャージーに暮らす港湾労働者のレイ(トム・クルーズ)は、その日、別れた妻との息子・ロビー(ジャスティン・チャットウィン)と娘・レイチェル(ダコタ・ファニング)を預かっていた。

夜勤に備え仮眠を終えたレイが、目覚めるとロビーがいなくなっていた。
レイチェルに行方を聞くと、レイの車に乗ってどこかに出て行ったらしい。

これを聞いて、レイが慌てて外に出て見ると、やはり自分の大切にしている車が無くなっていた。

ロビーの事を心配しながら、レイが家に戻りかけた時、ふと空を見上げると、今まで見た事の無い、巨大で不気味な黒雲が、辺り一面に広がっていた。

その異様な光景に住人が不安げに空を見つめていると、その黒雲は、次第に風力を増し、激しい稲妻を轟かせ始めた。

黒雲の急激な変化に、レイチェルの身を案じたレイは、すぐさま家の中に戻り、彼女を落ち着かせていると、突然、黒雲から轟音を響かせ、街の中心部に何度も稲妻が落ちるのを目撃する。

「稲妻が何度も同じ場所に落ちることは無いのに、どうして?」レイの中で嫌な胸騒ぎが生じる。

レイは自分の目で、胸騒ぎの原因を確認すべく、レイチェルを残し外へ出ると、何台もの車が止まって動かなくなっているのを目撃する。

街に向かう途中で、車が動かなくなって家に戻ろうとしていたロビーと再開し、彼に家に戻る様に伝えると、レイは落雷があった場所に急いで向かった。

レイがその場所に辿り着くと、直径20センチ位の穴が開いており、それを取り囲むように、大勢の人だかりが出来ており、警察官が警備にあたっていた。

そんな中、レイがなんとかその穴の側までやって来た時、地中で何かが動くような気配を感じる。
やがて、その気配は次第に大きくなり、地面が割れ、ビルの窓ガラスが飛び散り、建物が崩れた。

そして、地面がひときわ高く盛り上がると、地中からこれまでに誰も見た事のない、巨大な三本足を持つ“謎の物体”が姿を現した。

それを呆然と見守る人々に、“謎の物体”は容赦なく光線を浴びせ、周りにいた人間を次々と焼き払ってしまった。

周りにいる大勢の人々が灰にされていく中、レイは何とか家まで逃げ延び、ロビーとレイチェルを連れて、街を出ようとするのだが……。

●感想
当初は、劇場で観ようと思っていた本作ですが、周りの評判があまり良く無く「DVDが出てからでもいいか!」と思い直し、今日レンタルして参りました。

私が評判を聞いた中で「あのオチじゃーな~」とオチに不満を漏らす意見が多かったので、オチにはあまり期待せずに観たせいなのか、そこそこ楽しんで観る事が出来ました。

よく観るとこの作品って冒頭のナレーションで、すでにオチを言ってしまってるんですよね。

だから、ラストを観てからオープニングに戻るという観方をすると「少しは、納得出来るんじゃないのかなぁ~」って思いました。

まぁ、あれだけ宇宙人との戦力に圧倒的な差があると「あのようなオチしかないのかなぁ」とも思ってしまいますね。

こんなオチは、今に始まった訳では無く「サイン」や「マーズ・アタック」等のSF作品で何回かは、見覚えのあるパターンと言えるんじゃないでしょうか。

オチの事はさておき、劇中の場面では、地下に隠れている時の、トム・クルーズとティム・ロビンスの緊迫感のある演技が「見応えがあって凄かったなぁ~」と思いました。

大切な人を殺されたオギルビーの「宇宙人をやっつけたい!」という気持ちと、大切な人を守りたいレイの「宇宙人をやり過ごしたい!」という立場の全く違う2人の気持ちのぶつかり合いが、「宇宙人に見つかると殺されてしまう!」という危機的状況で繰り広げられるので、思わずスクリーンに見入ってしまいました。

私が父親・レイに近い感情でこの映画を観たせいなのか、息子・ロビーの身勝手な行動にムカムカし、娘・レイチェルの、かん高い叫び声にはイライラしてしまいました。

●採点
私のこの作品に対する評価は70点です。

DVDを1泊2日の280円でレンタルしたので、私としては、そこそこ満足出来き、この点数に致しましたが、オチが確かに呆気なかったので、劇場まで観に行って低い評価をする人の気持ちも、充分理解出来ました。

まぁ、地球を征服するには、強力な戦闘兵器があったとしても、地球環境に適応出来る免疫力がなければダメだと言う事で、割り切って観てもらえればいいんじゃないのかなと思います。

登場する宇宙人も、地球人の事を微生物を観る様に観察していた割には、本物の微生物を観察するのを怠っていたみたいですね。

そこら辺の、大事な所がスッポリ抜けている宇宙人のマヌケさを考えると、何だか自分に似た親しみを覚えて、どうしても笑わずにはいられない私でした。

そういう点で考えれば、地球誕生以来、気の遠くなうような年月をかけて、地球環境に適応する身体を作り上げて来た、現在の地球生物達って結構スゴイものですよね!

私は、この作品を観終わった後に、何だかそんな素朴な事を考えてしまいました。

だから、この作品は、地球の平和な状態に安心し切っている方と、宇宙人の攻撃から、地球を救う微生物の研究をしている方におすすめ致します。

最後にどうでもいいことなんですが、この作品を観ていて「宇宙人に襲われるよりも、大阪にマグニュチュード6.5の大地震が来た時点で、もう死んでるなぁ~」って瓦礫の下敷きになっている自分の姿を想像してしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みします。







 

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