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インサイド・マン

2006-06-11 21:14:59 | 映画 ア行
映画館で、出演:デンゼル・ワシントン/クライヴ・オーウェン/ジョディ・フォスター/クリストファー・プラマー/ウィレム・デフォー/キウェテル・イジョフォー/脚本:ラッセル・ジェウィルス/ドナ・バーウィック/監督:スパイク・リー/作品『インサイド・マン』を観ました。

●感想
 ・デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、ジョディ・フォスターら豪華キャストの共演するクライムサスペンスが気になり、劇場に行って参りました。

 ・クライヴ・オーウェン演じるダルトンが4人の仲間と共に、塗装業者に変装しマンハッタン信託銀行を襲い、ある人物の個人金庫にある重大な秘密が隠されているブツを奪う為に、従業員と客を人質に取り立てこもるというストーリーであります。

 ・スパイク・リーが監督を務めているだけあって、映像のアングルや事件が進行している途中で、事件後の人質への事情聴取シーンを入れ込むなど、演出に様々な工夫が見られる作品なんですが、「起承転結」で言う所の「起承」の部分がとても長く、「転」まで行くのに随分待たされた気分になりました。まぁ、どれだけ主犯であるダルトンの本心を隠しておけるかが、本作のキーポイントですから仕方がないと言えばそれまでなんですが、NY市警との攻防をもっとスリリングに描いて楽しませて欲しかったです。

 ・本作のクライマックスである「ダルトンの脱出方法」も「これまでに無い上手い方法だなぁ~」とは思ったのですが、『アルカトラズからの脱出』や『ショーシャンクの空に』などの強烈なインパクトを与える大ドンデン返しと比べると大して驚くほどのモノではありませんでした。

●採点
 ・私的評価……70点(映画としては凝った演出も多く、そこそこ面白いと思うのですが、肝心の警察と犯人とのやり取りで、あまり緊張感が感じられなかったのが残念です。ジョディ・フォスターは、出番こそ少なかったのですが、少し嫌味な女弁護士役がハマっていた様に思います。)

 ・観る前はタイトルの『インサイド・マン』の意味が分からなかったのですが、最後のキース・フレイジャー(デンゼル・ワシントン)とアーサー・ケイス(クリストファー・プラマー)との会話の内容で「あぁ、なるほどね!」って理解出来ました。また、冒頭でダルトンが話したセリフの本当の意味が、最後の最後で明かされる演出も凝っていて良かったと思います。

 ・と言う訳でこの作品は、誰も犠牲にしない芸術的な銀行強盗を考えている方とコンクリートの床を砕いてトイレ代わりに使った事のある方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが「この映画って割とデカパイの出演者が多いんだなぁ~」って、女性の人質が下着姿にされるシーンを、必死に目蓋に焼き付けようとしていたのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。


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