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ぼくを葬る(おくる)

2006-06-01 23:23:42 | 映画 ハ行
映画館で、出演:メルヴィル・プポー/ジャンヌ・モロー/ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ/ダニエル・デュヴァル/マリー・リヴィエール/クリスチャン・センゲワルト/ルイーズ=アン・ヒッポー/アンリ・ドゥ・ロルム/ウォルター・パガノ/ウゴ・スーザン・トラベルシ/脚本・監督:フランソワ・オゾン/作品『ぼくを葬る(おくる)』を観ました。

●感想
 ・映画『スイミング・プール』が面白かったのと、『明日の記憶』を観て以来、人の生き様をテーマにした作品に興味を惹かれる様になり、フランソワ・オゾン監督の『ぼくを葬る(おくる)』を観て参りました。

 ・「余命3ヶ月――。あなたには何が残せますか?」というキャッチ・コピー通りに、主人公のカメラマン・ロマン(メルヴィル・プポー)が職場で倒れた事を契機に、自分がガンに侵されていて余命が3ヶ月くらいしかない事を、主治医から告げられ、残された時間の中で生き方を変えていこうとするストーリーです。

 ・病院で主治医からガンである事を告げられる前に、ロマンが「エイズですか?」と質問したので、「コイツいきなり変な事を聞くなぁ~」と思っていたら、可愛い彼氏のいる正真正銘のホモ野郎でした。ロマンが男前なので、ホモの設定にするのは勿体無いと思ったのですが、ベッドでの絡みやホモ・バーでのシーンを観るとオゾン監督は、どうしてもロマンをホモにしたかったみたいですね……。幸か不幸か、男性ながら女性しか愛せない私には、男同士のベットシーンが映し出される度に、ドン引きするしかありませんでしたが……。

 ・淡々とした優しい雰囲気でストーリーは進行するのですが、ロマンと姉との対立の原因がハッキリ分からず、ロマンがガンに苦しむシーンも少なかった為に、悲しみや切なさで感情を揺さぶられる様な事は殆どありませんでした。それでも、最後まで飽きずに観れてしまうのは、フランソワ・オゾン監督の手腕といったところなんでしょうね。

●採点
 ・私的評価……60点(題材的には好きな作品なんですけど、主人公のロマンをホモの設定にした事に抵抗と疑問を感じ、あまり楽しむ事が出来ませんでした。別に恋人が女性であってもストーリー的に問題はなかった様に思えるのですが……。)

 ・と言う訳でこの作品は、男性なのに彼氏がいる方と女1人に男2人の3Pを経験した事のある方におすすめ致します。

 ・最後にどうでもいいことなんですが、ラストシーンを観て「あんなに安らかに死ねるのなら余命3ヶ月でもいいかなぁ~」って思わず考えてしまったのは私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。


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