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カーズ

2006-06-20 01:00:55 | 映画 カ行
試写会で、声の出演:オーウェン・ウィルソン/ポール・ニューマン/ボニー・ハント/ラリー・ザ・ケイブル・ガイ/チーチ・マリン/トニー・シャルーブ/グイド・クアローニ/ジョージ・カーリン/脚本:ジョン・ラセター/ドン・レイク/監督:ジョン・ラセター/作品『カーズ』を観ました。

●感想
 ・生まれて初めてインターネットで応募した試写会が当たったので、そんなに期待していた作品ではなかったのですが、縁起モノだと思い、ありがたい気持ちで観て参りました。

 ・いや~、それにしても試写会ってインターネットでも当たるもんなんですね~、これまで当選した試写会の全てがハガキでの応募だったので、招待状が来た時は「あれ?俺って『カーズ』の試写会に応募したっけ?」とインターネットで申し込んでいた事すら、ほとんど忘れ去っている状態でした……。今までの私の経験からして、試写会に当選する確率が一番高い方法は、ハガキに熱いコメントを書く事だと思っておりますので、どうしても行きたい試写会がある方には、この方法をオススメ致します。

 ・さて、本題の映画の感想ですが、思っていたよりも面白かったです。そんなに期待していた作品ではなかったので、試写会に当選していなかったら、劇場へ行く事はなかったと思いますので、招待状を送って下さった「関西ウォーカー」さんには、改めて御礼申し上げます。

 ・これまで、『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』とフル3DCGで、色々な世界を描いてきたピクサーですが、本作でも車の世界を面白く、そして少し感動的に描き出す技術力には「さすがに上手い!」としか言えませんでした。(ピクサーさん、本作を甘く見ていて申し訳ありませんでした。)

 ・私が「凄いなぁ~」と感心したのは、劇中に出てくる風景の美しさでした。主役のライトニング・マックィーン(声:オーウェン・ウィルソン)が迷い込んだラジエーター・スプリングスのグランドキャニオンを思わせる雄大な岩山、緑の生い茂った林道、高所から流れ落ちる巨大な滝。どれをとっても美しく、本作でピクサーが風景に力を入れているのが、スクリーン越しにビシビシ伝わって参りました。

 ・クルマのキャラクター達も口やタイヤを使って、ユーモラスに擬人化していましたし、止まっている所から動き始める加速感が本来の車とよく似ており、リアルな感じが良かったと思います。

 ・ストーリーとしては、マイケル・J・フォックス主演の『ドク・ハリウッド』とトム・クルーズ主演の『デイズ・オブ・サンダー』を混ぜ合わせたような感じなんですが、思っていたよりもレースシーンが少なく、ライトニング・マックィーンがラジエーター・スプリングスで出会ったクルマ達との心の交流を深めて行く所に重点が置かれていました。『チキン・リトル』の様に子供に媚びた作り方をしていないので、大人の方が楽しめる作品だと思います。

●採点
 ・私的評価……70点(改めて思ったのですが、ピクサーは映画作りが上手いですよね!ハズレが出ないように無難な線で作品をまとめ上げる手腕は「スタジオ・ジブリ」とよく似ていますね。(起承転結がハッキリしていたり、ユーモアがある点で、私としてはピクサー作品の方が好きなんですけど……)。ビックリしたのは、ラジエーター・スプリングスの裁判長でドクターも務める「ドック・ハドソン」の声を俳優であり元レーサーでもある「ポール・ニューマン」が務めている事でした。「どうして彼が抜擢されたのか?」という疑問は、「ドック・ハドソン」の過去が分かれば納得できると思いますので、気になる方は劇場で御確認下さいませ。)

 ・これまでのピクサー作品と同様にエンドロールが流れ始めてからも、『バグズ・ライフ』『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』などのパロディー映像が観られますので、最後の最後まで楽しんで頂けると思います。

 ・と言う訳でこの作品は、カーナビが付いているのに道に迷った事のある方やミハエル・シューマッハとタイヤショップで出会った事のある方におすすめ致します。 

 ・最後にどうでもいいことなんですが、忘れた頃に「あの2台」が再登場して、ウソの様な大ボケで「クスッ」と笑わせてくれますので、「御急ぎでない方は、場内が明るくなるまで席を立たない方がよろしいですよ」って優しく忠告したいと思っているのは、私だけでしょうか?

それでは、また何か観たら書き込みます。


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