酔いどれ反省会

反省出来ない人の反省文

実家へ

2013年04月10日 23時39分26秒 | 日記
2泊3日で実家に帰ってきた。とは言っても、1日目の夜に実家に着いて、3日目の朝一で帰ってくるので、本当にあっという間だ。そしてまぁ、ただ帰るというよりも、ちょっと親に用事があって、じゃあ丁度いいからちょっと帰ろうかな、という事だった。
最近実家に帰る時は、予約も何も必要ない、鈍行列車で帰ることにしている。往復で7000円。高速バスの方が、もうちょっと安くなる時もあるが、予約が必要ないと言うのは、極度な面倒くさがりの俺にとってはかなり大きい。それで今回も、片道5時間ほどかけて、ガタゴトと電車に揺られながら実家に向かった。
5時間と聞くと長く感じる方もいらっしゃるかもしれないが、昼過ぎという時間だし、もう春休みも終わっている時期という事もあってか、乗客も少なく、街中、田舎、山の中、などなど、車窓の移りゆくさまを眺めているのは面白い。
ガタゴトと、ちょうど山の中を電車が走っている時だった。俺の乗っている車両にはほとんど乗客はいない。俺のすぐ近くには、観光であろう、外国人6、7人ほどの家族連れが楽しげに話をしている。そして、さらに少し離れた席に、日本人のおじちゃんの二人組。席の近さから、外国の方々の会話がよく聞こえてくる。もちろん内容などわからないが、どうやらイタリア語っぽい。

「アーナイー、ウッテペーロー」
「シーシー、ミーサーゴーテー」

こんな会話がすぐ近くから聞こえて来る。走っているのは家屋などない山の中。そして聞こえてくるのは異国の言葉。なんだろう、ただ実家に帰るだけだというのに、この旅感。なんだか知らない国を走る電車に揺られている気分になる。トンネルを抜ければ、パアっと草原が広がり、遠くの方にいくつもの大きな風車が現れるんじゃないか。僕は実家に向かっているんじゃない。10年前に留学生として、イタリアからやってきたバーバラ。ホームステイ先として僕の家に宿泊していたバーバラ。ホームステイが終わってしまい、イタリアに戻ってしまっても、僕とバーバラは手紙のやり取りを続けていてね、10年という年月を経て、僕は再びバーバラに会いに来たんだと、僕は、バーバラに会うんだと、そんな気持ちにね、だんだんなってくるわけですよ。でも、そんな「いい日旅気分」もね、ある侵入者によって現実に引き戻されてしまう。

離れた席に座る、2人組のおっちゃんだ。

正確に言えば、2人のうちの1人のおっちゃんだ。1人のおっちゃんの声が、非常に大きいのだ。イタリア語の会話に混じって、ウルトラ東北弁のおっちゃんの声が飛び込んでくるのだ。しかも、イタリア語の会話の、うまいこと隙間をついてくるので、なんだか、イタリア語と日本語で会話しているみたいなように聞こえる。

「ダポーニーナーテー」
「イーノモーニカーラ」
「まぁそんだなぁ、100円ぐらい高えんだわ」
「アロー」

みたいに、絶妙な感じで、かぶらずに上手くはめ込んでくるのだ。だからまぁ、違和感が無いと言えば違和感は無く、会話がスムーズに運んでいるように聞こえるのだが、違和感が無いだけに、違和感だらけで複雑な気持ちになってしまう。せっかく異国の空気に浸っていたのに。。。

「サラギーナ、アッパーイ」
「クオータイ、ナバルー?」
「いやぁ、団地サイドの話よ」
「シーシー、アロー」
「ベッドー、ノバーイー?」
「鉄筋コンクリートだべなぁ」

何なんだ。。なんでこんなに上手くハマるんだ。もしかしたら、おっちゃん、イタリア人の輪に入ってんじゃねえの?って、ちょっと立って確かめたもんね。入ってないのね。それぞれなのね。再び座り、イタリアの田舎町に住むバーバラに想いを馳せたわけですよ。

「スティッキー、ラゲー」
「シーシー」
「ペード、ウッパッラー」
「ワインニャー」
「アローアロー」

いいねいいね。バーバラ。ここはイタリア。僕は愛しのバーバラに会いに行くんだ。

「オドー、ビネサーボー」
「サーダー、リッチーユー」
「ラゲー、ラゲー」
「パッターイーロー、サーギーナー」
「はー!重量の関係でな!!!!!」

うるせえ!!!!うるせえよオヤジ!!!!!!!

こんな感じで、俺のバーバラはいつしか、ちょんまげを結ったおかっぱ頭で、ドテラを羽織り、「掘ったイモなんて、いじくってねえだよ!」という女の子に変わってしまった。あんなにスタイリッシュだったバーバラが、今や畑仕事で土に汚れた女の子に。。。ただ、俺は、土に汚れた女の子の方が好きなんだぜ。あぁ、バーバラ。。まぁ、ホームステイもバーバラも、なんもないんだけどさ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月9日(火)のつぶやき

2013年04月10日 00時56分57秒 | 日記

パンツの着替えを忘れてしまい、ノーパンでユニクロへ。ノーパンユニクロ。


ノーパンユニクロだん。パンツ買ったその足ですぐにトイレに駆け込んだのは、さすがに焦ったなぁ。。別に今回はおもらしをしたわけじゃないので、ちょっと他の商品を見て回るくらいの余裕を見せてからトイレに入ればよかった。。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする