最近なんとも変な夢ばかり見る。
ある夜、女性と二人で居酒屋で楽しくお酒を飲んでいた時のこと、ふと彼女が何かに気づいて、俺の後方を指差す。彼女が指差した方を振り向くと、俺らのテーブルから少し離れたテーブルで、メイドのコスプレをした女性がおむすびをにぎっている。「なぜ、こんなところでメイドがおむすびを・・・」という疑問以前に、その見た目がまず衝撃的だった。
顔が巨大なのだ。
巨大とは言っても、もちろん被り物だ。その被り物の顔がまた、超ベタな感じのアニメ顔である。目が大きくキラキラした感じの。それだけなら可愛いかもわからないが、なぜか顔中シワだらけなのだ。。
シワだらけで、アニメ顔の、巨大な被り物をかぶったメイドが、ひたすらおむすびをにぎっている。。
そのメイドのテーブルには、海苔すら巻かない真っ白な塩むすびが数十個並べられている。なおもにぎり続ける謎のメイド。どういうことだ。何なんだあれは。店員なのか。賄いを作っているのか?そんなところで??にしても、多くないか?テーブルが塩むすびで埋まっているぞ。それでもメイドは手を止めない。俺らはメイドから目が離せない。
ふと、メイドが手を止めた。
俺らの視線に気づいたメイドは、こちらに向かって、静かに手を振ってきた。動揺しつつも、とりあえずこちらも手を振り返す。手の振り方が上品だ。意外と育ちがいいのかもしれない。この店の店員と友達で、ボランティアで賄いを作りに来てくれたのかもしれない。なぜメイド姿なのかも、被り物の意味もわからないが、良い人なのかもしれない。と、思っていた矢先、、、
メイドは、突然自分の鼻をもぎ取った。
もちろん被り物の鼻をだが、こちらに手を振っていたかと思うと、突如その手を自分の鼻に持っていき、力強く一気にもぎ取ってしまった。もちろん驚愕する俺たち。鼻をもぎ取ったメイド。巨大な顔の真ん中に穴があく。その穴から、中の顔がのぞく、ではなく、闇だ。真っ暗闇。何も見えない。それを見た瞬間、その先にあるのは顔ではなく、闇だと、そう思った。俺たちがその闇に見入っていたその時、、、
メイドが手招きをしてくる。
「こちらへいらっしゃい」と、口には出さないが、そう言うように、ゆっくりと、やさしく、手招きをしてくる。吸い込まれる。何だかわからないが、吸い込まれる。あの穴の先にあるものが、見たい。見たい。見たい。。。
と言うところで目が覚めた。
なんだこれ。
ちょっとびっくりしちゃったので書きとめておきました。きっとこれは、「加藤版・不思議の国のアリス」って事でしょうね。メイドの鼻をもぎ取った穴に入ってね、僕らはどんな世界に行っちゃうのか、どんな可愛らしいキャラクターと出会うのか。可愛らしいキャラクター・・・いねえだろうなぁ。。
ある夜、女性と二人で居酒屋で楽しくお酒を飲んでいた時のこと、ふと彼女が何かに気づいて、俺の後方を指差す。彼女が指差した方を振り向くと、俺らのテーブルから少し離れたテーブルで、メイドのコスプレをした女性がおむすびをにぎっている。「なぜ、こんなところでメイドがおむすびを・・・」という疑問以前に、その見た目がまず衝撃的だった。
顔が巨大なのだ。
巨大とは言っても、もちろん被り物だ。その被り物の顔がまた、超ベタな感じのアニメ顔である。目が大きくキラキラした感じの。それだけなら可愛いかもわからないが、なぜか顔中シワだらけなのだ。。
シワだらけで、アニメ顔の、巨大な被り物をかぶったメイドが、ひたすらおむすびをにぎっている。。
そのメイドのテーブルには、海苔すら巻かない真っ白な塩むすびが数十個並べられている。なおもにぎり続ける謎のメイド。どういうことだ。何なんだあれは。店員なのか。賄いを作っているのか?そんなところで??にしても、多くないか?テーブルが塩むすびで埋まっているぞ。それでもメイドは手を止めない。俺らはメイドから目が離せない。
ふと、メイドが手を止めた。
俺らの視線に気づいたメイドは、こちらに向かって、静かに手を振ってきた。動揺しつつも、とりあえずこちらも手を振り返す。手の振り方が上品だ。意外と育ちがいいのかもしれない。この店の店員と友達で、ボランティアで賄いを作りに来てくれたのかもしれない。なぜメイド姿なのかも、被り物の意味もわからないが、良い人なのかもしれない。と、思っていた矢先、、、
メイドは、突然自分の鼻をもぎ取った。
もちろん被り物の鼻をだが、こちらに手を振っていたかと思うと、突如その手を自分の鼻に持っていき、力強く一気にもぎ取ってしまった。もちろん驚愕する俺たち。鼻をもぎ取ったメイド。巨大な顔の真ん中に穴があく。その穴から、中の顔がのぞく、ではなく、闇だ。真っ暗闇。何も見えない。それを見た瞬間、その先にあるのは顔ではなく、闇だと、そう思った。俺たちがその闇に見入っていたその時、、、
メイドが手招きをしてくる。
「こちらへいらっしゃい」と、口には出さないが、そう言うように、ゆっくりと、やさしく、手招きをしてくる。吸い込まれる。何だかわからないが、吸い込まれる。あの穴の先にあるものが、見たい。見たい。見たい。。。
と言うところで目が覚めた。
なんだこれ。
ちょっとびっくりしちゃったので書きとめておきました。きっとこれは、「加藤版・不思議の国のアリス」って事でしょうね。メイドの鼻をもぎ取った穴に入ってね、僕らはどんな世界に行っちゃうのか、どんな可愛らしいキャラクターと出会うのか。可愛らしいキャラクター・・・いねえだろうなぁ。。