林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

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将来、海外留学したい人は

2010年06月29日 | 英語学習
将来、留学を希望する生徒は、いったいどの程度英語の勉強したらよいでしょうか?

その前に知っておいてもらいたいのは、留学といっても、その実態は大きく言って二つに分かれているということです。一つは正規留学、もう一つは語学留学等の非正規の留学です。どちらを目指すかによって全然勉強は違ってきます。

まず、語学留学等の非正規留学から説明しましょう。端的に言って、語学力等はほとんど全く問われることはありません。お金さえ持っていれば、全然英語なんかできなくても良い、そういう留学です。したがって、海外滞在を楽しむことを第一の目的としても良いのです。もちろん、語学力をつけるために語学留学するのも悪くありません。いずれにせよ、非正規留学はあくまでも自己満足と楽しみのための留学です。就職や仕事に活かそうとかは期待できません。

次に正規留学ですが、これは語学留学とは全然別世界です。かなりハードルも高いです。英語力としては、最低でもとりあえず英検準1級くらいはがんばってください。これくらいでも、まだまだアメリカ等の大学で授業を理解したりレポートを書いたりするのはかなりキビシイですが、とりあえずは正規留学までこぎつけられるはずです。(英検1級合格者でも、決して楽ではない)

以上のように二つの留学があるわけです。非正規留学と正規留学です。どちらを希望するかは本人次第です。しかし、非進学校に通っている高校生の場合は、非正規留学が現実的だろうと思います。もちろん正規留学が絶対に不可能だとは言うわけではありませんので、意欲がある人は正規留学をがんばってみてください。

さて、将来的には非正規留学でいいやという人だとしても、なるべく速やかに英検2級に合格するとよいでしょう。もちろん音読は一生懸命にがんばってください。このレベルの実力をつけて海外に行けば、ある程度以上は留学で英語を話せることが出来るようになるからです。なお、日本で英会話スクールに通うのは無駄な出費ですから、勧めません。

しかし、あえて語学留学などをするよりは、海外放浪等のほうが面白いのではないでしょうか。私自身もインド長期滞在を通して多くを学ぶことが出来ましたので、敢えてそういうことも勧めたいところです。また英検2級レベルが有れば、海外放浪でも、英語を話す力はつきます。


他方、進学校に通う生徒さんならば、英検準1級を取得して一流大学に進学し、大学または大学院の正規留学をすることを勧めます。もちろんTOEFL等を受験することになります。キビシイ世界ですが、新しい世界が開けてくるでしょう。

なお英検準1級レベルの英語力があれば、東大や早慶でも合格の可能性があります。英語以外の科目が苦手の人であっても、青山学院大学や法政大学には合格できるはずです。

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