林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

推薦で大学に進学するということ

2010年05月13日 | 受験
ある高校三年生に対して、ついに推薦で大学に進むようにと進言しました。

いままでは、推薦入試ではなく絶対に一般試験で合格を勝ち取ること、神奈川大学外国語学部を目指すようにと言い続けていたのです。しかし、いつまでたっても、本人が真剣になりません。もう限界だと判断し、適当な大学(または短大、専門学校)に進むようにと申し渡したのです。

いわゆる進学校に在籍していないので、本人にはその意味がはっきりとは分からないようです。しかし、推薦で行ける大学を選ぶということは、学業的にはもうオシマイだということにほぼ等しいわけです。大学生といっても小学校4-5年生レベルの国語力の生徒がたくさん集まっていると推測できるからです。私自身、そういう大学で教えていて、やむを得ず漢字の試験を課したりもしました。中国人や韓国人には漢字の読みを、日本人には書く方のテストでした。ちなみに国際観光学科です。

もちろん就職も絶望的でしょう。その生徒の場合、将来の就職の心配をする必要はないとは思います。しかし、そういう問題ではなく、私としてはたいへん残念なのですね。

さて、今回のような生徒が出てきてしまうのには、いくつかの理由があります。しかし、その中でも、特に高等学校の問題について、二三述べていかざるをえません。(続く)

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