林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

学歴ロンダリング(その2)

2010年09月27日 | 受験
前回は、いわゆる底辺校からでも大学へ進めば、学歴ロンダリングできるぞという話をちょっと書いた。だが、こういう書き方だけはちょっと皮相すぎる。ぜひとも、付け加えておきたいことがある。

学歴ロンダリング以前に大事なことは、高校を卒業することだからである。やはり高校は卒業してもらいたいではないか。となると、高校選びが大事だ。というのは、退学率が高い高校と、そうではない高校とでは大いに差があるからである。

名前は敢えて挙げる必要もないだろうが、県立の底辺校の普通科はかなりの退学率である。もう統廃合されてしまったが、ある学校では高校3年生の人数は高校1年の3分の1くらいしかいなかったりしたのである。3分の2が退学するのかどうかわからないが、それでも半分以上は退学するのは確かなのだろう。ところが、偏差値や内申基準が低くても、一部の職業科は事情が全く異なる。たとえば、毎年優秀者が新聞で発表されている、県立中央農業高校などは退学者はほとんどいないようだ。

実は私立高校も退学率が低い高校が多い。成績の悪い子が通う私立というと、県立に受からなかったんだ、というイメージがある。だが、たとえば立花高校などは、退学者が非常に少ないのに気づく。実は前述のMくんは、この高校に進学したのだ。彼は最初は学校についてちょっと文句も言っていたのだが、最終的にはかなり満足のいく高校生活を送ったようである。私は内部事情に通じているわけではないが、なにかがはっきりと違うようだ。まんざら多額の授業料をもらっているだけではなく、良い意味での経営努力をしているようなのである。もちろん、Mくんは無事に3年間で卒業して、今は大学生となっている。

もし金銭的に余裕があるのであるのであれば、退学率の低い私立高校に行かせることを、親御さんには検討していただきたい。

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