週刊将棋11月11日号の田丸八段による記事、「丸の眼」に次のような記述があった。
「私は対局の昼休みに、将棋会館の事務所に保管されている棋譜ファイルをそっと見て、対局中の戦型の参考にしたことが以前にあった」
これにはちょっと驚いた。同記事内にも記述があるが、将棋連盟の対局規定では、対局中に棋譜を調べることは禁止条項にはなっていない。とはいえ、実際にそのような行為がなされているとはまったく予測していなかったので。
この記事自体は、棋士会でもこの問題が論議されている(ただし解決策は見出されていない)ということを提示したもので、田丸八段の行為の是非も含め、当ブログ筆者はその論議に言を持つものではない。しかし、可能だとしてもこうした行為はモラルとしてありえないと思っていた身にとっては衝撃的な内容だったことは書いておきたい。
しかし、携帯電話をはじめとする電子ディバイスがこれだけ普及している現在、有効的な対策はあるのだろうか?