アスペルガー症候群・ひろとの不思議な毎日・2

アスペルガー症候群と診断を受け1年6か月間不登校も経験した息子(15歳・高校1年生)との楽しい&不思議な毎日を綴ります。

本日のSST

2009-11-21 21:47:05 | sst
今日は3連休の初日でした。
お天気は穏やかでお出かけ日より

本日は10時からSST教室だったので自宅を9時に出発しました
SST教室の場所は自宅から上り方面。
向かう途中の逆方面の下りは、高速道路も一般道も大渋滞していました

上りでよかった・・・。

今日は、やはりインフルエンザが流行っているので、お休みの子が2人。
スタッフの方もいつもは1人に1人のサポートがつくのですが、リポート提出(大学院生がスタッフなので)時期らしくて、人数が少なかったです。
それでも、中止にせずに教室を開いてくださってうれしいなって思いました。

内容は・・。
前回の校外学習の振り返りとみんなで協力してするゲームでした

1か月前のことを振り返るのってどうなのかな?と思って参観していましたが、みんなに写真も配られて(1人に6枚)、その写真を見ながら振り返りでした。

項目は「思い出シート」に記入という形です。
 ①校外学習の一番の思い出は何ですか?
 ②その日、あなたが一番頑張ったことは、何ですか?
 ③班のお友達の良かったところをほめよう!!
 ④お気に入りの写真を選ぼう!!この写真が一番好きなのはどうして?

という項目でした。

息子は、この手のことはとっても苦手でした。文字を書くことも苦手。
その後の発表も苦手。
どうなるのかな?と見守っていたら。

マジックを受け取って、すらすらと何やら記入していました
前までの息子だったら・・・①~④の全部の項目のところに「ない」と記入している息子でした。

今回は・・・きちんとしたことを記入していましたよ
こんな感じですが↓




①みんなで協力してカレーを作ったこと。
②最初に健康観察をしたこと。
③A君ほか二人が協力して活動したことです。
④全員が写っている写真です。理由は全員が写っていたからです。

と記入してありました
文字はひらがなばかり、漢字が書いてあっても誤字だけれども、母はこんなに息子が記入したことが、とっても素晴らしいって思えています。
息子にも「すごいね。いっぱい記入出来ていたね。」と伝えて。

発表も積極的にはしない息子だし、前を向いて発表も出来ないのですが、自分の席ではなくて、ホワイトボードの前まで行って、発表をすることが出来たのでこれもすばらしいって思えました

この文章で、息子のやさしさがとっても出ているところが・・。
③のお友達の良かったことで、息子の班の子は本日は1人しか来ていなくて。
その子の名前A君と記入して、それからほかのお休みの2人のことも入れて書いています。

すごく周りに気を使っている息子で、この気配りが長所なのですが、気配りしすぎて大変になってしまうところも。
特性が出ているな~と思えたところです。

もう一つ。
写真。
こちらも、他の子たちは、自分がカレーを作っているアップの写真やゲームに参加しているところの写真を選んでいましたが、息子はみんなが写っている集合写真を選びました。
全員が写っている写真をお気に入り!って言う息子、やさしい

あとゲーム。
ゲームは人数が少なくて、急きょ母が借り出されてしまいました
新聞紙に2つ穴があいていて、そこに2人で入って、コースを1周。
リレー形式のゲームでした。
「いってらっしゃい。」「がんばって。」とか、新聞が破けたら「新聞をください」「ありがとう」と言う言葉を言います。
この言葉もポイントに加算で、2チームに分かれてやりました。

息子と組んだのは母
息子は人前では、母にそっけないので、ずっとそっけない態度を母に向けていましたが・・・でも、さすがに親子なので、チームワークはバッチリ
最後にもうひと組を抜いてゴールはお先にしてしまいました

結果は、同点
勝負にこだわってしまう子も中にはいるので、同点で良かったと母もほっとしました。

最後に本日の振り返りシールをノートに貼って修了。

と、こんな感じのSSTでした。

確実に、息子は参加するたびに何かを得ていると母は感じています。
修了後の保護者懇談会でも、先生やスタッフの方が同じような感想を言ってくださって

楽しみながら、みんなに誉められながらスキルアップしていく子供たち。

あと1回で息子はこのSSTを卒業ですが、とっても通っていて良かったな~と思います。