アスペルガー症候群・ひろとの不思議な毎日・2

アスペルガー症候群と診断を受け1年6か月間不登校も経験した息子(15歳・高校1年生)との楽しい&不思議な毎日を綴ります。

授業風景

2008-12-18 19:36:41 | 学校
今日は、息子の授業風景を綴ってみようと思います。

現在は、先生と連絡帳のやり取りはしていない状況です。
何かがあったら電話で連絡が入る感じで過ごしています。
その電話もなく2学期が終わろうとしています。

先日、体育の見学願いを連絡帳に書いて息子に先生に見せるように伝えました。
要件だけではと思い「息子のことで困っていることはないですか?連絡をくだされば家庭でも指導や対応します。」と書いておきました。

その日の連絡帳を見たら先生から「大丈夫です。わざわざ心配していただいてありがとうございます。先日の授業参観の時のような感じで毎日過ごしています。何かありましたら連絡させていただきます。」と書いてありました。

息子の授業参観の時・・・。
離席もなく、ずっと自分のところにいました。
授業中は、ずっと何やら絵を描き続けていました。
けれど、突然わからないと思った時は手をあげて「何ページから先生は読み始めるのですか?」とか、先生が「今の質問わかる人?」と言うとやはり手をあげて、きちんと発表をしたり。
見ていると、全然参加している様子もなく自分の世界に入っているような感じですが・・・。
そんな状態でした。

息子に「いつも授業参観の時のように過ごしているの?」と聞いてみました。
「授業参観の時は、保護者の目があったから控え目だったよ。普段は、ふら~と授業中でも、ゴミ捨てにいったり水道に行ったり。読書もしたりするし。課題が宿題になりそうなら、それをしてたりもするんだ。」と正直に教えてくれました。
「でもね、授業も聞いているから大丈夫だよ。手もあげるし答えるし。僕、そういう風にしていないと教室にとどまることが難しいんだよ。みんな、きっと空気が読めないと僕のこと思っているよ。それと、好き勝手なのにテストはみんなと同じに出来るから不思議にも思われているんだ。」とも言っていました。

この話を聞いて、母は周りの子に迷惑もかけていないし、ふら~とするのはストレスを溜めて爆発しちゃうよりは気分転換になって、息子なりにどうしたら教室で過ごすことが出来るか考えての行動なのかもと思いました。
自分の分析もよく出来ているし。
周りの子たちは、息子になれているし息子がいないときに先生から説明も受けているので不思議とは思ってはいないと思います。
全部をひっくるめての息子だと思ってくれているはずです。

たまに先生が「ひろ君。その課題は今はおしまいにしようよ。」とさりげなく言ってくれているようです。
今現在は、やめられないかもですがいつか息子は気が付くかもしれないのでその都度先生に声をかけていただくことが、良いことだと思います。

こんな感じに息子は過ごしているみたいです。
読書ばかりしているので、2学期はたくさんの本を読みました。
絵がなくて数百ページの本・・・。
その内容を読み終わると母に教えてくれます。

それでも、こんなに学校で過ごせるようになった息子なので母は今は、十分なのではと感じています。