アスペルガー症候群・ひろとの不思議な毎日・2

アスペルガー症候群と診断を受け1年6か月間不登校も経験した息子(15歳・高校1年生)との楽しい&不思議な毎日を綴ります。

不登校の時の過ごし方

2008-12-12 17:53:33 | 不登校
今日は、息子の不登校の時の過ごし方を綴ってみます。
最初の1か月くらいは、息子の精神状態がとってもダウンしていたので好きなことをして過ごして精神状態を安定に努めていました。
初めて、ひとりで自宅で朝から夕方まで留守番・・・。
大丈夫かなと、とっても心配の母でした。
電話のところに母の携帯NOを大きく書いておいて、何かあったら電話してと話しておきました。
お昼は、毎日お弁当を作っておいて・・・。
息子は何をしていたかというと、ビデオずっとつけておいてその部屋で本を読んだり、ゲームをしたり。
1か月外出もしないで、自分の部屋に閉じこもっていました。

その後、その間に学童の指導員さんから「学童で待ってるよ。学童だけでもおいで。」と何回も息子に連絡があり、学童だけ通うように。
だいたい2時ごろ自宅を出て学童までダッシュで毎日通っていました。
電話もよくかかってきました。
「ゲームが進んだんだよ。」とか「カードのデッキを組み換えたんだ。」とか。
心配で母もお昼になると「お弁当、食べた?」って電話をしたり・・・。
毎日そんな過ごし方でした。
息子の状態が安定してきたころを見据えて、学習も始めました。
毎月送られてくる通信教育のドリルを母が見ながら一緒に・・・。
母が会社に出勤する前の30分。
4教科。だいたい、1日2ページずつ進めると、社会・理科は半月で終了。
その後の半月は算数・国語をという感じでノルマを終わらせていました。

母は息子が3年生の時の不登校中、学校というところは不登校になっても知らん顔なところなんだ、不登校になったのがいけないんだって思っていました。
子育ては人に頼ってはいけないんだって強く感じていました。(現在はそう思っていませんが)
なので、義務教育の間は母が勉強を見たり教えて、高校受験をさせようって思っていました。
学校に通わなくても卒業できるし・・・。
息子も同じように思っていました。

不登校になって、息子はひとりで立派に留守番もできるようになったし、自主学習もできるようになったしこの時期は息子なりに学校では吸収できないものを吸収出来たと感じています。
2次障害で、不適応な毎日でストレスが溜まっていたものも、きれいに吐き出せたのではと思います。

こういう色々なことがあったので、今の息子がいるのです。
母としても、この期間があって良かったと思っています。


この頃の息子・・・
明日は市内の全学童のベイゴマ好きが集まっての年1回の「ベイゴマ大会」があります。
息子の調子は・・・。
ヤスリで削りすぎてバランスが悪くなってイマイチ
他のベイゴマで参加したら?と思うのですが、こだわりで・・・
「紐がダメなんだ。」とか「削りすぎてピカピカだから。」とか言っています。
「紐を濡らして使用するといいよ。」と指導員さんに言われても「だってベイゴマ錆びるからいやだ。」って・・・。
この、こだわりの凄さも息子の特徴です・・・
息子の脳の中には「臨機応変」をインプットする場所がないようです。
結果は明日のお楽しみです