ワシの記憶が定かなら、ワシの店「LIVE&SHOTBAR CAROUSELAMBRA」がオープンしたのは、1997/8/1だ。
呉にないもの、、「音楽好きが集まって酒を飲みながら思い思いに演奏できる店」、、そんな店がやりたい、、と昔から思っていたが、、死んだ親父が残してくれた洋品店をやめていいものかという葛藤がいつもワシにはあった。
バブルもはじけて、当時会社が東京に所有していたマンションも値が下がり、維持費はかかるばかりなので手放そうとしていた。 当時の景気ではなかなか買い手も現れなかったのだが、やっと買い手もみつかり、そのお金をそのままにするよりは有効活用しようと思った。 今後商店街で物販業を営んでいっても先がないことも予想がついた。・・儲けはなくてもいいから、好きなことがやりたい・・多分親父は草葉の蔭で泣いているだろうが、、ワシはあまり商売には向いていない・・。 いまこそ、ライブバーをやる時だと思った。
やるからにはとことんいい店にしたかった。 東京などのライブバーにはよく行っていたが、大体は地下の薄汚い店だ。ワシは内装にはこだわった・・ライブをやってないときは気軽に女の子でも来れるようなちょっとは小洒落た店にしたかった。 照明器具などは店舗デザイナーの人と何度も打ち合わせして決めた。。トイレのドアノブ一つ一つにもこだわった。
音響機材は友人の音響屋にとことんいいものにしてもらった。
奥の部屋は、いまでこそ物置兼控え室としてしか利用してないが、当初は、個室として利用してもらうためのものだった・・酒を飲みながらの会議や、コンパなどに使ってもらえるように作った。
今でこそワシ一人で切り盛りしているが、オープンしてから何年かはは女性スタッフが二人いた。もともと最初はワシはオーナーとして、カウンター内には入らずに、カウンターに座って飲みながらお客さんと話をしたりして、希望があれば演奏したりするスタイルをとっていた。
スタッフの女の子も決まった。
お酒のメニューや、オープン当時はあったFOODのメニューもスタッフと何度も会合を重ねて、カクテル作りのトレーニングもして、、
家に山積みになっていたギターたちもすべてお店に引っ越しをして、、
オープン前のプレオープンには友達や知り合いを招待して、、
いよいよワシの新しい人生のスタートとなる8/1をむかえた
少しだけ続く・・・