今日は娘の高校の卒業式だった。
娘も春から社会人。。思えば小さいころ娘の母親と離婚してから、男手ひとつで育ててきただけに、これで一応の責任を取ることが出来たということで、感無量である。
娘が通っていたのは私立の音楽高校。親に似て音楽しか取り柄がないのも問題だけどねっ。
しかし私立高校だからか・・それとも時代なのか・・ワシらの感覚では高校の卒業式に親が参列するという家庭は非常に少ないと思っていたのだが、、この高校では親が参列しない家庭なんて無い・・・って言われたので、、当初は参加する予定ではなかったんだけど、、行くハメになった。
しかし、参加してよかったよっ、、。何が良かったか・・っていうと・・
ご存知の方も多いと思うが、この数十年日本中の小中高校では、クサレ日教組の方針で、卒業式において「仰げば尊し」を歌わなくなっていた。身を立て名をあげ、って歌詞が戦前の立身出世主義だとか、師を尊く仰ぐことが人の上下を作るとかいう屁理屈・・そんなことは偏った人権教育の最たるものである。
ワシが小学校のPTA会長をやってたときに何とか卒業式で「仰げば尊し」を復活させようと働きかけたのだが、その壁は高かった・・。なんか「ゆす゜」とかいう人らの曲とか歌ったかなぁ・・まったく・・ファッキンである。
そんな強い思いがずっとあったわけだが、、今日の卒業式、、見事な「仰げば尊し」を聞くことが出来た。
音楽高校である、、普通の学校で生徒が歌うような合奏ではない。バス、テナー、アルト、ソプラノをきちんと分担してすばらしいハーモニーでの「仰げば尊し」。 娘の卒業に感動したのではなく、、その「仰げば尊し」に感極まって涙が流れてきた。 ただでさえワシは普段普通に聞いていても2番の「身を立て名をあげ やよ励めよ・・」のところになると目頭が熱くなってしまうくらいだからねぇ。。
合唱コンサートより素晴らしい「仰げば尊し」を歌ってくれた音楽高校の全生徒に感謝。。
紹介している映像は「山本恭司」さんの「仰げば尊し」。これも素晴らしい。
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YouTube: 仰げば尊し:Kyoji Yamamoto 山本恭司.mov
さぞかし鳥肌ものの『仰げば尊し』だったのでしょうね………あのメロディーは深い所で忘れる事なく心に刻まれています。