不景気＆デフレが止まらない・・
今年のワシの誕生日は例年になく色々な人がお祝いをしてくれた。。その中で、2度ほど外食をしたのだが・・・
一日はよく行かせてもらっているちょっと贅沢なコース料理のお店、もう一日は駅裏再開発によってできた大型チェーン店の海鮮料理屋、、。この対比が恐かった。
コース料理のお店は、たいへん美味しい、、呉でこの料理が食べれるというのは幸せ、、ワシは自分の料理は日本料理で学んだので、、フレンチとか洋食のソースのレシピとかはイマイチ身につけてない・・だから、フレンチっぽいコース物を食べる時は、、ここのお店を利用する。 しかし、、暇そうであるっっ。昔は予約をしておかないと席が取れなかったのだが、、今は、予約をしてくれないと食材を仕入れることができない・・と言っていた・・。 予約分だけ仕入れないとロスがでて、とても採算があわないということだろう・・。 昨年後半からガタっと客足が減り、、年が明けてからはさっぱりで、、今年を乗り切ることができるか・・とても不安にしておられた。。
一方、次の日に行った、、大型チェーンの海鮮料理屋・・・超満員である。。従業員の対応などはシロウトのバイトばかりなので、最悪であるが・・・・。これがまた一品一品が安い・・・。昔は「安かろう、まずかろう」というのが居酒屋チェーンの定番だったのだが・・・これがまた、そこそこ美味しいっっ、、もちろん一元的な味なので、素晴らしく美味しいというには程遠いのだが・・ 刺身などは驚くくらい新鮮だ・・・。なにやら高級店が不景気なので食材がダブつき、大型チェーン店に高級食材が安く流れているのだそうだ・・。これがデフレの恐さである・・。
高級なのが良いとは言わないが、、、誠実な仕事をして適正な価格で物を提供してきた人たちは、レベルを落とすか、価格を下げるか、人をだますか、首をくくるか、、しかないのである。安いものを提供するところは、さらに安さを追求していくしかないので、あらゆるコストを削減していく、、材料やマンパワーを中国とかに求めていく・・。。経済学的に言ってもっとも安定している状態というのは、少々物価が高くなっても、微弱なインフレ状態というのがいいのである。。デフレスパイラルとは、消費者も提供者も幸せにできない、、国家滅亡の一大事なのである。 飲食だけに限らず、すべての産業で起こっていることである。
アメリカはこうした幾度の経済危機を戦争という手法で乗り切ってきた・・日本を開戦に追い込んだのも、大恐慌を軍事需要で乗り切るためであったというのは定説である。
日本には、こうした術はない。。これまでどうやって乗り切ってきたかと言えば・・財政出動である。国債をばらまいて、公共投資を増やして、乗り切ってきた。。あまりにもその結果、国の負債が膨れ上がりすぎたのと、ケインズ的な経済論に限界を感じた時・・・「もうこれ以上国の借金は増やすべきではない、、、無駄をはぶいて国家の財政を再建する」」とマニュフェストにもりこんだ民主党という政党を、ちょうど運悪く国民は選んでしまった。
・・・民主党はここを乗り切ればなんとかなると思っているのだろうか???
・・過去にデフレを乗り越えた手法は日本では財政出動しかない・・それ以外の策を持っているのならいいのだが、、その政策は全くと言っていいほど民主党議員からは聞こえてこない、、まあ亀井静香は財政出動を唱えてるけど・・・民主党がマニュフェスト実現政治をやっていく限り、、大胆な国債発行、公共事業増大・・ということはできないであろう。。・・その結果もたらされるのは、、弱体しきった日本国家である。 一度そうなってしまったら、もう立ち直れないし、国民が長年育て上げてきた日本の産業というものも、再生不可能なのである。
「物が安くなってうれしいわぁぁぁ～～」、なんて、政治経済のこと知ろうともせずに物価安に喜んでいるオバハン連中よっ、、より安いものを求めることが自分たちの首を絞めていくのだということをもう少し理解しましょうっ。
しかし、政治ばかりに頼っているわけにもいかない。。ワシもこの現状を打破するために頑張らねばっっ。ギター弾くしか脳はないんだけど・・・。
ということで、正月ボケだった先週までは、もう終わりっっ。今日からお店も正式に始動しなくてはっ、、、って、今日は祭日かぁぁ、、こりゃあまた厳しいなぁっ。成人式後の宴会で街は盛り上がるのだろうか・・、まあ、どっちにしてもワシの店には20歳のお客さんなぁんて、来やしないけどなっ。
