リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

リビングデッド

2016-06-04 23:27:47 | 2016年度夏公演

※タイトルと公演内容は一切関係ありません

※あ、どうも3回生の小川萩帆です

 

いや、今回何がって、演目のタイトルが「無敵」なんですよ。個人的に無敵って何じゃろと思ったんですけど、その瞬間パッとこの言葉が頭をよぎりまして。

だってリビングデッドですよ?生ける屍。

もう死んでるんだからそもそも致命傷も何もあったもんじゃないですよ。最強じゃないですか?

 

死んでるんだから何もない。

でもそれって面白くないんじゃないですかね。なんにもないんですから。

3年間曲がりなりにも公演を打ってきました。

死にたいとか死にそうとか死んだとか散々言ってきました。下手も散々やらかしました。

ところがどっこいまだ生きてます。なんやかんやと日々を謳歌してます。

 

失敗の数だけでいえばもう既にリビングデッドと化しつつある3回生と、ようやく死ぬということがどういうことかわかってきた2回生と、これから先、それこそ死ぬほど死にてぇっていうであろう1回生で打ちます夏公演。

生きてる人間がすることですので、勿論失敗はします。

それこそ今日も仮仕込みで、スピーカーが鳴らなくてコードで首括らないといけないかと思いました。

でも生きてます。生き残った奴らが公演を作り上げていきます。

芝居が楽しいって思えるから、無敵でなくても効率悪くても生きてるのがいいんじゃないかなって私はそう思いながら明日もまた何かやらかして死にたくなるんですねこれ。

 

生者が精一杯もがく様を、どうぞ劇場でご覧ください。

少しでもなにか感じで頂ければ、生きてて良かったと思えるので、生者弱者冥利につきるのであります。

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