リツゲイ稽古場日誌

劇団立命芸術劇場の稽古場日誌です。日々演劇と向き合う団員たちの思いが垣間見える、かも...?

君がきっと 思うよりも 人はもっと強いものだから

2016-06-06 01:15:52 | 2016年度夏公演

こんばんは (*^^*)
法学部 3 回生の長澤茉梨乃です。
今公演には舞台監督チーフ、制作チーフとして参加しております。
 
……そうなんです、私、今回は 2 つの部署のチーフを務めています。
いわゆるダブルチーフです。私が入団してから知る限りでは、他の部署も含め、初めての事態です。最初はかなり動揺したし、今でも緊張しています。
ただ、 1 回生の秋に、制作に加えて舞台監督を始めることを決めたときから、いつか、こんな日が来るような気がしていたので、どこか「あ~やっぱりな~」って納得している部分もあります(笑)
あまり望ましくないことですが、今の 2 回生の代からも、いずれダブルチーフになる人が出そうなので、それに備える意味でも、この経験が何かに活きるといいなと思います。
 
当然ながら、チーフになると、自分の部署の仕事に向き合う機会が増えます。そこで気づかされることはとても多いです。本当に毎日色々な新しい発見があります。
 
私は、制作としては、演出さんの思いを最も良い形でお客様に届けたい、という気持ちで仕事をしています。公演期間中はいつも、演出さんが何を考えているかを考えています。もはや趣味レベルです。嘘です。でも、これまでの公演では聞いたことがなかったリクエストの内容を、メールをもらう前に当てたときはテンションが上がりました(笑)
 
舞監としては、公演の準備を進めるなかで、程度の差こそあれ、それぞれが抱えている不安などを少しでも減らせるように心がけています。こまめに情報を共有したりして。まだ全体を見通せている自信はありませんが、特に、それぞれ専門性を持った各チーフ陣がのびのびと動ける環境だといいなと思っています。
 
私は、ダブルチーフになることが決まってからつい先日まで、相手は誰というわけでもなく、「絶対に負けない」という気持ちで、ほぼ意地だけで仕事をしてきました。正直すごくしんどかったです。
それでも、新歓公演から一緒に制作と舞監の仕事をしていて、パワーアップ中の溝上ちゃんと生田くんや、今回新しく制作に入ってくれた村上ちゃん、そして、これまで舞台班一筋だったのに、まさかの形で援軍になってくれるジャンボをはじめとして、たくさんの人たちの支えがあって、最近やっと少し気持ちが楽になりました。
 
制作と舞監は両方とも、明確なゴールのない仕事だと思います。何かを完成させてそこで終わり、ということがないからです。ずっともっと良い方法はないか、何かできることはないかを考え続けるのは難しいし、自分の判断が正しかったのかが不安で、心が折れそうになることもあります。でも、仲間の力を借りて、その難しさを楽しさに変えて本番を迎えられたら、と思います。


ご来場を心よりお待ちしております!

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