利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

犬が吠えた

2005-10-11 | 生活
通勤途中
牛乳屋さんの軒下
インターロッキングにうずまくっている犬
吠えるでもなく
ただアスファルトとの境目に丸くなっているだけ

今晩の帰り道、立ち上がった姿をはじめてみた
そして、吠えた
「うおをんーん、うおん!」
(この擬似音がまた難しい)

「おっ、吠えた」
「吠えるんだ?」と、小さな感動

私が、ずっと黙して語らないとしたら
きっと、どこかで
「わーっ」と叫びたくなるだろう

軒下の犬も生きている
でも、なぜ吠えた?

「犬だから」
なんて言う答えだったら、許さないからな
いやいや、笑って通りすがろう

秋の長雨

2005-10-10 | 自然
秋の長雨よ
きらいではないんだな
何か、良い感じだよ
その降り方は

シトシト
ザアザア
ピチピチ
ぴちゃぴちゃ
ジトジト(これは違うかな)

擬音語にこだわり
物思いにふけっていると
腰が、「ぎしぎし」と擬音語
やばい! と危機感
冷や汗 タラタラ(^_^;)

そして骨盤矯正運動
リズムに乗って

意外にや
背骨がゴキっと反応した

古いフォークソングは、タクロウの歌
旅の宿

そのリズムにあわせて
膝抱え運動
足を縛って
でも、やはりリズムが合わない

明日も雨だろうか


めぐりあい

2005-10-09 | 心に残る言葉
あなたにめぐりあえて
ほんとうによかった
ひとりでもいい
こころからそういってくれる
ひとがあれば

相田みつを様
素敵な言葉を
たくさん残してくださって
ありがとうございます。
わたしなりに受け止めて
考えて
行動します

これも行動のひとつ

もしも
人生の最終期に
寂しかったら
つらかったら

「あなたにめぐりあえてほんとうによかった」
と思っている私がいる、と

声に出して言ってみよう

あなたに。


馴れ

2005-10-09 | 心に残る言葉
馴れるな
馴れるな
一生馴れるな
馴れると感動がなくなってしまう
感動がなくなったら
人生はおしまいだ

馴れほどこわいものはない
いつも初めて
いつも初心
何回同じことをやっても
今日が初めて
初めてだから
緊張で身体がふるえる
ふるえていいのだ

初心だからふるえるのが
あたりまえなのだ


相田みつをさんの言葉に耳を傾けて
いつも多くのことに
馴れる事を目指している自分に
ひとつのいましめを

素人の優位性
ビギナーズ・ラック
それは感動のなせる技かもしれない

動く

2005-10-09 | 心に残る言葉
曇り空の昨日、図書館で「逢う」
相田みつを「いのちのことば」というCDを借りてきました。
その語りの音声に耳を傾けながら、雨の休日を過ごしています。

ともかく
具体的に動いて
ごらん
具体的に動けば
具体的な答えが出るから


少し憂鬱な雨
この言葉に勇気付けられて
動こうか

Maple Sugar Time

2005-10-09 | 自然
大切な方からいただいたメープルシロップ
同封されたパンフレットには「春を告げるケベックの森からの贈り物」とうたわれています。

メープルの樹木はカナダ・ケベック州の厳しい冬の寒さに備えるため、夏の間に、澱粉を生成して樹の内部に貯えます。
やがてその澱粉は糖分に変わります。
夜の温度が零下数度、昼間の温度が零度を少し超え、雪解け水が流れ出す頃になると、冬の間休息していたメープルは目を覚まします。
糖分を含んだ樹液となり自然に流れ出します。
それはまさに樹木からあふれる命の水、一滴一滴が自然の恵みを封印した甘い水。
ケベックでは、それは、すべてが新しく生まれ変わり再生する、季節の到来の兆し(Maple Sugar Time)として貴ばれています。

自然の命をもらうと、
とても元気になります
遠い昔、初めてメープルシロップを見つけた人は
自然の中に暮らし、自然の声を聞いていたんでしょう
五感を研ぎ澄まし、自然の中で生きる力をもらって

夜の闇は闇
水の音、風の音
樹木の声


都市化の中で暮らしていると
確かに、平均寿命は延びましたが
生きる力は衰えてしまったのではないでしょうか

生きる力とは
蛇口をひねっても、水が出ない
スイッチをいれても、電気が付かない
そんな状況でも動じないこと

生きる力を感じるために
ケベックの森に行きたいですね


理解

2005-10-08 | 心に残る言葉
理解とういのは、
一緒になること、
一緒に悩むこと、
そして悩む人の心に共感できることである。
『いのちの言葉』(日野原重明さん著から)

広辞苑によれば「理解」とは、物事の道理を悟り知ること。
意味をのみこむこと。
ひとの気持ちや立場がよく分かること。

わたしはどれほど物事の道理を悟って生きているか、
全く自信がない
一緒に悩んであげているか、
その対象がいない
悩む人の心に共感できているか
本当に心を傾けたか、
全く自覚がない

でも考えたい
分かり合いたい
お互いの違いを
子供たちが生きる社会のために
老人が生きる価値を見出すために

これからの自分のために
未来の社会のために
平和のために

しかしこの地球には
平和を知らない人がいる
アフリカ、アジア、中近東
だから平和の求め方が分からないという

そんなことも理解していこう


恵み

2005-10-07 | 心に残る言葉
私たちに与えられた恵みを数えてみれば、
どんな逆境にあったとしても、
受けているものの方が、与えられるもののほうが、
与えるものよりも多いことに気づく。
受けた重みを、どこで返そうと考えたいものである。
『いのちの言葉』(日野原重明さん著から)


私は、与えられて生きてきました
親から授かった命を、当たり前のように受け止めて

この歳になって、親から与えられた命を考えます
親に感謝しようと思う歳になりました
でも、親父の墓の前で手をあわせるだけです
その分、母に、と思います

与えようなんて思ってはいません
しかし感謝しようと思ったとき
感謝する相手は、この世にいない
そんなもんですか?

「受けた重み」をどこで返そうか、なあ親父
まだまだ未熟者だけど、まかせてくれるか

でも、また与えてくれよ、なあ親父

たまに、親父との会話
いくつになっても、親父の声を聞いています




流通革命から平和を

2005-10-05 | 出会った本
野田正彰先生の「経営者人間学」(ダイヤモンド社)という本があります。
1988年1月初版発行となっていますので、かれこれ18年以上も前に書かれた本です。
野田先生が15名の著名な経営者にインタビューを行って、サブタイトルとなっている「リーダーはいかにして創られるか」をテーマにまとめ上げられています。

一番に登場するのが、先日他界された中西功(こうは、エに刀)さん。
すでにダイエーが業績悪化後のインタビューです。私財を投じて流通科学大学を創設し、アジア、アフリカからも留学生を受け入れ、国際舞台で活躍する流通の専門家を養成することにより、中内さんが「流通から暮らしと命と平和を守る」ことをめざしたいと語っています。

「先進国は食卓の半分は捨てとる」
「途上国の流通過程では、産地から消費地まで運ぶのに半分は捨てとる」
「だから流通の近代化が世界規模で進めば、世の中、少しはよくなるだろう」と。

ダイエーは創業から30年たち、巨大化。組織的なオペレーションなど近代的な経営手法が導入され、中内さんの情熱的な行動の根源にあった、自分と企業(構成員)との流通革命のための同志的一体感は失われつつある。
だから青年期の”志”の世界へ立ち戻ろうと、流通科学大学の開校をめざしたのだ、と野田正彰先生は分析しています。

私は、その後の18年間の歩みを知りませんが、
中内功さん、どうぞ安らかにお眠りください。

きっと流通革命から戦争のない平和が訪れることを祈りつつ、
志と人は育っていることでしょう。

男・清原

2005-10-04 | 
清原が巨人ジャイアンツを去る
男、38歳
高校生ドラフトで新たなプロ野球の星が選ばれた
新旧交代

普通の社会では男盛り
しかしプロ野球の世界は「引退」

楽天の新・野村監督から「清原不要論」
たかだか38歳で、「不要」扱い
つらいだろう、清原
しかし社会は清原を生かしたいと思っている
必要だと思っている

男・清原
男にこだわりあり

別の世界があれば
不要は有用になる

清原には楽天球団に来てほしかった
しかし
いろいろあります。