通勤途中
牛乳屋さんの軒下
インターロッキングにうずまくっている犬
吠えるでもなく
ただアスファルトとの境目に丸くなっているだけ
今晩の帰り道、立ち上がった姿をはじめてみた
そして、吠えた
「うおをんーん、うおん!」
(この擬似音がまた難しい)
「おっ、吠えた」
「吠えるんだ?」と、小さな感動
私が、ずっと黙して語らないとしたら
きっと、どこかで
「わーっ」と叫びたくなるだろう
軒下の犬も生きている
でも、なぜ吠えた?
「犬だから」
なんて言う答えだったら、許さないからな
いやいや、笑って通りすがろう
牛乳屋さんの軒下
インターロッキングにうずまくっている犬
吠えるでもなく
ただアスファルトとの境目に丸くなっているだけ
今晩の帰り道、立ち上がった姿をはじめてみた
そして、吠えた
「うおをんーん、うおん!」
(この擬似音がまた難しい)
「おっ、吠えた」
「吠えるんだ?」と、小さな感動
私が、ずっと黙して語らないとしたら
きっと、どこかで
「わーっ」と叫びたくなるだろう
軒下の犬も生きている
でも、なぜ吠えた?
「犬だから」
なんて言う答えだったら、許さないからな
いやいや、笑って通りすがろう