利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

犬が吠えた

2005-10-11 | 生活
通勤途中
牛乳屋さんの軒下
インターロッキングにうずまくっている犬
吠えるでもなく
ただアスファルトとの境目に丸くなっているだけ

今晩の帰り道、立ち上がった姿をはじめてみた
そして、吠えた
「うおをんーん、うおん!」
(この擬似音がまた難しい)

「おっ、吠えた」
「吠えるんだ?」と、小さな感動

私が、ずっと黙して語らないとしたら
きっと、どこかで
「わーっ」と叫びたくなるだろう

軒下の犬も生きている
でも、なぜ吠えた?

「犬だから」
なんて言う答えだったら、許さないからな
いやいや、笑って通りすがろう