寒波・大雪が停電をもたらした。そこで暮らす方々にとっては大変な師走だとお見舞い申し上げたい。
私たちの都市生活は、自然に対してあまりにももろい。
家に入り、スイッチをつけると電気で明かりが灯る。蛇口をひねると水がでる。
いつでもコンビニエンスストアが利用できる。
当たり前すぎて、日常はほとんど疑問に感じることがなくなってきた生活環境がある。
そこには都市生活のインフラ整備の努力の積み重ねがあり、それを基盤にした人間の営みが成り立っている。
そこへ自然の猛威によって私たちの生活の基盤が崩れたとき、生きていくことは難しい。
せめて普段から、自然に生かされていることに感謝しつつ、都市生活の利便性を受け止めたい。
昔のひとは、自然の中でどう感じて生きていたのだろう。
研ぎ澄まされた感性
紫式部、松尾芭蕉、夏目漱石、宮沢賢治・・・