利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

食事

2005-12-30 | 高齢社会
息子と娘と久しぶりに食事に出かけた。話しあって焼肉に決定。こども達に生かされている自分をあらためて感じる時。こみあげてくるもの。心のどこでふるえるものがある。
また新しい年がくる。

冬至

2005-12-27 | 高齢社会
訳あって冬至の日影を気にかけていた。一年でもっとも影の長さがのびる日。
冬至が過ぎ、いくらか日が長くなりはじめたような気がする。季節はまだ冬、寒波厳しい日々。確実に太陽は動いている。

ルール

2005-12-26 | 高齢社会
女子フィギアスケートのトリノオリンピックの出場選手が決定し、様々な議論をよんでいる。浅田真央選手は年齢的に出場資格がない。安藤美姫選手はポイントの累計でトップを維持し、今回の最終選考で6位だったにも関わらず選ばれた。ルールに沿った決定である。マスコミも盛んにその是非を報じているが、それだけ選手層が厚かった証でもある。
スポーツ界だけに限らずルールは存在している。一つひとつの良し悪しは別として、守るということが必要だと思う。
みんなの約束事だから。
ガンバレ、日本!

停電

2005-12-23 | 住環境
寒波・大雪が停電をもたらした。そこで暮らす方々にとっては大変な師走だとお見舞い申し上げたい。
私たちの都市生活は、自然に対してあまりにももろい。
家に入り、スイッチをつけると電気で明かりが灯る。蛇口をひねると水がでる。
いつでもコンビニエンスストアが利用できる。
当たり前すぎて、日常はほとんど疑問に感じることがなくなってきた生活環境がある。
そこには都市生活のインフラ整備の努力の積み重ねがあり、それを基盤にした人間の営みが成り立っている。
そこへ自然の猛威によって私たちの生活の基盤が崩れたとき、生きていくことは難しい。
せめて普段から、自然に生かされていることに感謝しつつ、都市生活の利便性を受け止めたい。

昔のひとは、自然の中でどう感じて生きていたのだろう。
研ぎ澄まされた感性
紫式部、松尾芭蕉、夏目漱石、宮沢賢治・・・

鳥たちから

2005-12-19 | 高齢社会
宮沢賢治の『シグナルとシグナレス』のワンシーン、シグナルがシグナレスに求婚した時の言葉に思う。
「僕たちは春になったら燕にたのんで、みんなにも知らせて結婚の式をあげましょう」
宮沢賢治らしいな擬人化した牧歌的な表現である。
今は、インターネットが普及し、メールが情報伝達手段の主流になった時代であるが、燕たちが運んでくれる情報を受信するために感性を研ぎ澄ませていたい。鶏インフルエンザだけではないのだ。
みちのくへ向かう途上、奥入瀬川に飛来する白鳥に会いに行こうかなと思う。
遠い国から、幸せの報せが届いているかもしれないから。

みちのくから帰宅

2005-12-11 | 生活
青森出張から帰宅。
雪で寒いのだけれど、温泉でからだの芯まで温まって、
優しい人たちともふれあい、
心も温まった。

できるだけ冷やさないようにしよう。

スカート

2005-12-09 | 高齢社会
寒い朝の季節。妙なスタイルの女子高生が朝の道を賑やかに通り過ぎていく。
制服のミニスカートの下にジャージ姿。
おそらく本人たちもお洒落だと思ってはいないだろう。少し崩して、だらしない格好をしてみたくなる世代。制服では温かい装いが難しい、などなど理由を考えてみる。
本気で格好良さを求めた結果であれば、少し悲しい。
老人ホームでは、おひとりおひとりの排泄ケアをめざして、適切なサイズのオムツでスリムなお尻へ、大きめのズボンやジャージからの脱皮を心がけている。ご老人の生活の再編のためである。

スカートにジャージは何をめざしているのだろうか。


腕時計

2005-12-06 | 高齢社会
一年以上も腕時計をしていなかった。ケータイ電話が腕時計代わりとなったからなのだが、久々にしてみて気が付いたことがある。面白いことに腕時計をみるという仕草も習慣から消えていたようだ。腕時計を見ずにどうしてもケータイをみてしまうのだ。
廃用症候群とはこんなことをいうのかと思いつつ、少し大袈裟かなと自嘲。
ところで腕時計の売上はずいぶん減っているのだろうと心配になる。今度調べてみたいと思う。
中学生になって、初めて腕時計を買ってもらった時に大人の仲間入りができたと嬉しくなり、とても大切に扱ったものだ。腕時計とはそんな対象だった。
モノの進化は人間の生活行動を変える。