利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

信仰と宗教は同じではない

2005-10-16 | 出会った本
宗教と信仰を取り違えなさんな。

信仰というのは信じて仰ぐと書くんだけれど、
神、仏を信じて仰ぐだけじゃなくて、
自分をも、
神、仏の一員として信じて
仰ぎ尊ぶだけの自分に日々これ努めていって
反省して、
心を練り上げていくのが
信仰の作業だと。

そしてそれを手助けするために宗教がある
宗教はそれをただ商売にしているだけなの。

それを割り切って、これはこれ、
あれはあれと考えなさいと言うと
みんな
目からうろこが落ちるみたいですね。
「ぴんぽんぱん ふたり話」(瀬戸内寂聴さん、美輪明宏さん著)から


瀬戸内寂聴さんと美輪明宏さん、
このお二人の話はとても分かりやすい。
真実を、いとも簡単に言い切るからだろうか?

それにしても、今は亡き尊敬する方から
「信仰と宗教は違いますよ」と言われて
とても難題そうに思えて
ずっと、その課題に触れずにきたけれど
スーッと、答えが見つかった
そんな、感じです。