利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

桑田の引き際、清原のエール

2008-03-31 | 
桑田真澄が電撃的な現役引退を発表した
彼は何回も「野球の神様」という表現を使った
自分だけのエゴで動いていないのだろうな
何か見えないものに突き動かされてきた、そんな印象を受ける
「これからは野球の神様が息子に乗り移ってくれたら」
桑田らしい表現で締めくくった

宗教の話とはちがう
信じるものをしっかりと持っている人は強く優しい


もう一方で現役続行中の清原
「桑田、めちゃカッコ良かった、と伝えたい」とコメントした

現役にこれでもか、としがみついている清原もカッコいい
背水の陣で存在感を示そうとしているプロの世界、いいなと思う

私の信じるもの・・・なんだろう?


今年の花粉症対策

2008-03-29 | 住環境
3月中旬から花粉症の症状が出始めた
知人の紹介を受けて池袋にある病院を受診
花粉症の症状を抑える注射をしてもらった
「知り合いの方に効いても、あなたに効くとは限りません」と言われ
さらにさまざまな副作用への承諾のサインを求められらた
若干、不安に襲われたが
花粉症の悩みが解消されることを優先することを決意

さてどうだろう
くしゃみ、鼻水はほとんどなくなった
少しだけ目のかゆみがあるが、眼薬をさす程度で我慢できるようになった
久しぶりに快適な春を迎えることができた

ただ注射の成分は説明を受けていない
今、自分の身体の中にどういう変化が起きているか不思議だ
医学の進歩に驚きつつも自然への畏怖は消えない
ただスギ花粉は人間の行為の結果
人間が住みにくい環境、生態系の乱れか?

人間だけのために地球が存在しているわけではないのだ

お香

2008-03-27 | 住環境
NHKテレビによると、
人間は「においの記憶」が長く脳の中に残されているという
生き続けるために食べ物を嗅ぎわける必要があったからだ

そんなことを気にしていたとき
風水学校の参加者の一人であった若いお香の先生と出会った
名刺には「香司」と紹介されていた

「お財布でも入れてみてください」と言われて
いただいたお香のにおい袋を名刺入れに収めてみると
名刺にほのかな香りがついた

香りと記憶、においの記憶

高齢者ケアに応用できないかと考え始めた
一人ひとりの長期記憶に格納された「においの記憶」
それを引き出すことで、何か「その人」を発見できるだろうか

まずは自分自身を実験台にしてみようと思う


卒業式にお招きいただいて

2008-03-25 | 高齢社会
老人ホームと交流のある近所の小学校の卒業式に参列させていただいた
入場行進、卒業証書授与、あいさつ、歌・・・
一つひとつの子どものけなげな動きにウルウル

「涙もろくなった」と安易な表現はしたくない
多くのことに共感できる豊かな感情を持ち得る年になってきた
年相応に経験を重ねて
思いやる心も拡がり
様々な情景を思い浮かべることができるようになってきた

風水の観点で言えば、波動を共振できるようになってきたのだ
認知症ケアの観点で言えば、受容できる心の余裕が持てるようになったと解釈しよう

残念ながら「蛍の光」や「仰げば尊し」の歌は
今日の卒業式にはない
あればもっとウルウルなのだが
しかし定番なくとも補足するに十分な子どもたちの力に
乾杯!!
他人を思いやる人になろう!!
地域を大切にしよう!!
あなたたちの大好きな親が住む地域の
明日の高齢者福祉のためだからね

壮行会

2008-03-25 | 
国の研究機関から大学への道を選択した若い友人の壮行会に出席した
ここにも旅立つ人がいる
かれは高齢者の住環境を心理面からもアプローチする
柔軟な研究の場を求めること
環境を変えることは生易しいことではないが
これからの活躍に期待したい

福祉現場から研究者は批判されることも少なくない
しかし客観的視点からの専門性は必要だと思う
行動の理論化
これも説得力のひとつ

晩酌中止の影響

2008-03-24 | 生活
健康診断でいつも指摘を受ける項目は肝機能
γ-GTP値が少し高い
ドクターから晩酌をやめることを勧められ、即実行し始めた
時々の宴会での飲酒はたくさん飲んでも構わない
しかし毎日の晩酌を止めること
すぐ数値が改善されるという

最初は、多少夜の時間を持て余すことになったが
アルコールなしなので、夜間の頭脳プレイが可能となった
おもがけない副産物である

たまに外でいただくアルコール
普段飲まないためか、滅法弱くなった
少量で酔いはじめ、動悸が始まる
そうなったら起きていられない
もともと酒には弱い体質なのだ

出張中に行われた宴会
うまいと言われて飲んだ久しぶりの日本酒
そのフルーティな味わいに、ぐっときた
しかしもうだめだ、そのまま爆睡


晩酌中止の体への影響をきちんと見極めていこうと思う

これからの身体づくりのために必要なこと

旅立ちの風景・・・八戸駅

2008-03-23 | 生活
出張帰りの八戸駅新幹線ホームにて、様々の旅立ちのドラマに遭遇した
季節は三月下旬、多くの若者は巣立つのだ
駅の風景が変わっても
送り出す親と友人のかなしさや
新たな道を踏み出す者の不安は変わらない
若者の涙に32年前の自分をダブらせ
聞く音楽は「しおさいの詩」・小椋佳

大江光の音楽を聞きながら

2008-03-21 | 心に残る言葉
青森出張、新幹線の車中
i-podで「大江光の音楽」を聞きながら
自宅を出る際にかばんにほうり込んだ一冊の単行本・大江健三郎さん著「快復する家族」を読みはじめた
父・大江健三郎さん、息子・大江光さん
車中での、本と音楽のコラボレーション
この偶然が面白い

ブックオフでまとめ買いし、机上に積み上げたままの中から無造作に選んだ本、それがこの本

先日、友人からユーモアがあった方がよいのでは、と指摘され、結構気にしていた
この本に中に「謹直なユーモア」という小見出しがあり興味心をそそられて読んでみる
「謹直」とは慎み深くて正直なこと
単に笑いを誘うことだけがユーモアではない
「謹直」を貫き通すことで滲み出てくるユーモア
奥が深すぎるけど
この本の中にヒントがあるような気がする

車中、読みすすめる

風水学校で思うこと

2008-03-20 | 住環境
3月18日夜、場所は渋谷
金寄靖水さん主催の「生活風水学校」に参加した
自分の生活環境と仕事の環境を風水という観点から見直したいと思ったからだ
数年前に宝塚で金寄靖水さんと語り合った「人と環境」のことが
頭の中でずっとひっかかったままだった


「気」ではなく「氣」
「〆」ではなく「米」で宇宙の拡がりを求める

「氣」とは波動
それに共振することで人と人の関わりが変化するという
50cm範囲は個体距離
100cm範囲は社会距離

お話を聞いていてふと気がついた
高齢者ケアにつながっている
特に認知症ケア

目線を下から水平に合わせ(波動を合わせる)
すべてを受容する気持ちで(共振する)
寄り添う(個体距離の中に)

人と場の「氣」の流通
風水から認知症ケアを探ってみたいと思う

看取りについて思う

2008-03-19 | 高齢社会
3月15日から16日、全国ユニットケア実践者セミナーin神戸に参加

これまでのテーマは「ユニットケアとは?」
今回のテーマは「ユニットケアの実践報告」

実践報告テーマの多くは「ユニットケアと看取り」
時代は確実に進化している

老人ホームで看取りをしないと価値がない
そんな時代になってきていることを強く感じる

さて、以前勤めていた老人ホームの仲間から
私に会いたがっているお年寄りがいらっしゃるという連絡をいただいた
西明石駅でレンタカーを借り、数十Km離れた以前の老人ホームに向かった

夕方6時過ぎになったが数年ぶりの再会

これまでなら、一緒に外食ということになるのだが今回は違う
座り続けることもつらい、外出する体力がない、と静かに訴える
せめてホーム内でお茶をということで、私にお茶をいれてくださった
わたしのために用意してくださったという美味しい「よもぎ餅」
わたしの好きなものを覚えてくださっていて、さりげないもてなしもいただいた

再会のわずか30分、玄関まで見送っていただき、手を振ってくださる
あまり目も見えないのだ

「縁の継続」
これもわたしの中の「看取り」のひとつなのだろうかと
そう思いながら帰路の車中で再会をかみしめてみる

単に与えているのではなく、与えられる対象でいること
生かされているのはわたしの方だ

命の輪廻
あなたの「生」はわたしも引き継ぎます