我々は牛久沼たまやボート選手会の会長と副会長、二人の年齢をたすと100歳を超えるためその名も「牛久沼たまや100‘s(ハンドレッズ)」。牛久沼たまやボートで毎月行われるバストーナメントを報告します。
Vol.1 この度レインのHPにレポートを載せていただけることになり、会長、副会長ともども大変喜んでおります。これからレインのワームをバンバン使って連戦連勝する予定です!!・・・が、季節は真冬になり残念ながらオフシーズン、出鼻をくじかれたかたちですがそこはめげずに記念すべき第1号!たまやボートトーナメントと最近の牛久沼の傾向をご紹介しようと思います。
たまやボートは茨城県牛久沼にある老舗のボート屋で日本のバスフィッシング創世記から葦の釣りで有名です。日本初のバスプロ吉田幸二氏、フリッピングの林圭一氏、シャローマン柳氏などもたまやボートを利用していました。詳細はHPをご覧いただくとして、トーナメントについて説明します。牛久沼たまやトーナメントは3月から12月の毎月(4月はスポーニングのためお休み)第2木曜日に平日大会と第3日曜日に休日大会を行っています。当日の表彰はもちろんですが、平日、休日各々で優勝30ポイント、準優勝29ポイント・・・・が与えられ、その合計で平日および休日の年間チャンピオンすなわちアングラーズオブザイヤー(AOY)が決まります。出場者はみな結構真剣に取り組んでいますが初めてでももちろん参加OKのオープン大会、お決まりのジャンケン大会では米や野菜、果物など家庭へのおみやげになる賞品が多いのも特徴です。牛久沼ではエンジンが禁止されていますので全員たまやのレンタルボートにエレキを装着し、キーパーサイズなしの3尾の重量で競われます。友達に誘われて初めて参加し、そのままドップリ常連になってしまう人が多い非常にフレンドリーで楽しく、それでいて技術性も高度な大会ですのでとにかく参加してみてください。はまりますよ。
さて昨年の牛久沼の状況ですが!ハッキリ言って最高の年でした!もちろん一時期の河口湖のように10匹20匹と釣れるわけではありませんが、最も良く釣れた9月大会でのウェイイン率は66%でした。これを少ないと感じるかたもいるかと思いますが、放流などを全く行っていない自然湖での数字であることを考えればけっして悪くない数字であることがおわかりでしょう?数年前の大寒波の翌年は最悪の年、全員で0匹なんてことも数回ありました。さらに今年が最高であるとする理由はとにかく魚が大きい!これまでの牛久沼では50オーバーは年間1本確認されれば良いほうでしたが、今年は大会だけでも4本、特に6月には平日大会で54cm、休日大会で53、50.5cmと3本もキャッチされました。
この好漁の理由は明らかで、牛久沼漁協が数年前から始めたわかさぎの放流が軌道にのり、漁探にはそこかしこでわかさぎの群れが映り、湖岸にはわかさぎ釣りの人達が所狭しと並ぶ状況です。この豊富なベイトフィッシュのおかげでバスが多く大きくなったわけです。ちなみに漁協の組合長はたまやボートの社長?おやじさん?です。
牛久沼のバスフィッシングはとにかく湖岸の90%以上が葦、がまなどの水生植物に覆われ、水深は最深部でも3m、葦際はほとんど1m以浅のマッディシャローです。よって葦撃ちがメイン、加えて川筋のブレークやオダ杭など狙うことになります。
毎月の特徴としては、初戦の3月はまだ冬を引きずっておりナカナカ難しい釣りです。しかし準備するのはスピナベのみでOK!毎年毎年とにかくバスを釣って来た人のほとんどがスピナベというマァ逆に言えばわかりやすい月です。とにかくスピナベを葦やオダに向かって投げ、巻きまくるのみ。スピナベは9gを中心として定番のチャートリュースで良いでしょう。
4月はスポーニングなので大会はお休み。湖岸は美しい桜と新緑におおわれます。
5月~6月は葦の新芽がきれいな緑色になり気持の良い季節です。そのパラパラと生えたパラ葦(わかりやすいです)を5gくらいのライトテキサスやノーシンカーで狙っていきます。日本中どこでも同じように1年で最も良く釣れる時期です。
牛久名物バズベイトが有効なのもこの時期です。本湖西側の二千間土手を引きまくりドカン!!です。
7月になると季節代わりのため少し難しくなります。おおよそ5,6月と同じ釣りですがワッキーやネコリグなどの使用が多くなります。私は7月大会で40cmオーバーに2回もラインブレイクされかなり悔しい思いをしました。これまで10数年牛久沼に通い続け6ポンド以上のラインは切られたことが無かったのに今年は10ポンドをブツブツやられました。私は比較的細い糸を使う派でしたが、その後は16ポンド使用中です。
ちなみにこの写真は正真正銘の牛久沼天然うな重!たまやのおやじさんが牛久沼で獲ったうなぎを調理し試合後のじゃんけん大会の賞品になりました。手前は茹でたて牛久産ザリガニ、皆に振舞われましたが顔をしかめた人もいました。しかし実際にフランス料理のメニューにもあるわけで、我々ハンドレッズとしてはかなり美味でした。
8月は当然のように酷暑でバスは葦の奥に入ります。ラバージグやテキサスのウェッピングが多用されるようになりますが、たまや常連になるとストレートワームのノーシンカーでウェッピングこなしてしまいます。あなどりがたしたまやメンバー!です。
9月はまだ夏です。8月の釣りとあまり変わりません。朝一の涼しいうちにぜひワンバイト欲しい所です。話は変わりますが、たまやボートでは毎月の月例大会以外に1月3日の「釣れなくて当たりまえ新春大会」、6月9月の「ペアトーナメント」が行われます。これらの大会は年間ポイントには加算されないいわばお祭りですが、今年9月のペアトーナメントで我々ハンドレッズはついに優勝!西谷田川で朝一のスピナベに47cmの大物が来てペア最高齢優勝を果たしました・・・どうなっても最高齢だけど・・・。
9月後半から11月にかけて秋のパターンになると巻物が強くなります。特にクランク投げ倒し右腕パンパン作戦が結構通用する季節です。
さて最終戦12月はたまやクラシックです。皆さんおわかりかと思いますが、さっすがに釣れません。1尾釣れれば入賞。全体で数匹というところでしょうか。でも最終戦、その年の総決算ですからミンナ本気で・・・楽しんでます。
ちなみに今年は優勝の青木さん、準優勝の浅野さんの2匹だけ。でも優勝魚は48cm、2180gのビッグフィッシュ、しかもクランクでした!
ながながと語らせていただきましたが、牛久沼、そしてたまやトーナメントの感じ、わかっていただけましたでしょうか? 2009年は3月12日が平日大会、3月15日が休日大会の初戦になると思います。JBに出るほどじゃないけどトーナメントに出てみたい人、ピッタリですよ。いままで個人でノンビリ釣りしてた人、上手い人の釣りを見ることで間違いなくスキルアップしますよ。でもイキナリ出場したってそう簡単に勝てる訳ないですよね(勝っちゃう人もたまにいますが・・)、そうすると悔しいんですよ!私、初出場から初優勝まで6年かかりました。楽しいですよ。待っています。
というわけで牛久沼たまやハンドレッズ!2009年からレインのブログでたまやトーナメントレポートを報告させていただきます。はっきり言って高齢バサーのミカタです!
Vol.1 この度レインのHPにレポートを載せていただけることになり、会長、副会長ともども大変喜んでおります。これからレインのワームをバンバン使って連戦連勝する予定です!!・・・が、季節は真冬になり残念ながらオフシーズン、出鼻をくじかれたかたちですがそこはめげずに記念すべき第1号!たまやボートトーナメントと最近の牛久沼の傾向をご紹介しようと思います。
たまやボートは茨城県牛久沼にある老舗のボート屋で日本のバスフィッシング創世記から葦の釣りで有名です。日本初のバスプロ吉田幸二氏、フリッピングの林圭一氏、シャローマン柳氏などもたまやボートを利用していました。詳細はHPをご覧いただくとして、トーナメントについて説明します。牛久沼たまやトーナメントは3月から12月の毎月(4月はスポーニングのためお休み)第2木曜日に平日大会と第3日曜日に休日大会を行っています。当日の表彰はもちろんですが、平日、休日各々で優勝30ポイント、準優勝29ポイント・・・・が与えられ、その合計で平日および休日の年間チャンピオンすなわちアングラーズオブザイヤー(AOY)が決まります。出場者はみな結構真剣に取り組んでいますが初めてでももちろん参加OKのオープン大会、お決まりのジャンケン大会では米や野菜、果物など家庭へのおみやげになる賞品が多いのも特徴です。牛久沼ではエンジンが禁止されていますので全員たまやのレンタルボートにエレキを装着し、キーパーサイズなしの3尾の重量で競われます。友達に誘われて初めて参加し、そのままドップリ常連になってしまう人が多い非常にフレンドリーで楽しく、それでいて技術性も高度な大会ですのでとにかく参加してみてください。はまりますよ。
さて昨年の牛久沼の状況ですが!ハッキリ言って最高の年でした!もちろん一時期の河口湖のように10匹20匹と釣れるわけではありませんが、最も良く釣れた9月大会でのウェイイン率は66%でした。これを少ないと感じるかたもいるかと思いますが、放流などを全く行っていない自然湖での数字であることを考えればけっして悪くない数字であることがおわかりでしょう?数年前の大寒波の翌年は最悪の年、全員で0匹なんてことも数回ありました。さらに今年が最高であるとする理由はとにかく魚が大きい!これまでの牛久沼では50オーバーは年間1本確認されれば良いほうでしたが、今年は大会だけでも4本、特に6月には平日大会で54cm、休日大会で53、50.5cmと3本もキャッチされました。
この好漁の理由は明らかで、牛久沼漁協が数年前から始めたわかさぎの放流が軌道にのり、漁探にはそこかしこでわかさぎの群れが映り、湖岸にはわかさぎ釣りの人達が所狭しと並ぶ状況です。この豊富なベイトフィッシュのおかげでバスが多く大きくなったわけです。ちなみに漁協の組合長はたまやボートの社長?おやじさん?です。
牛久沼のバスフィッシングはとにかく湖岸の90%以上が葦、がまなどの水生植物に覆われ、水深は最深部でも3m、葦際はほとんど1m以浅のマッディシャローです。よって葦撃ちがメイン、加えて川筋のブレークやオダ杭など狙うことになります。
毎月の特徴としては、初戦の3月はまだ冬を引きずっておりナカナカ難しい釣りです。しかし準備するのはスピナベのみでOK!毎年毎年とにかくバスを釣って来た人のほとんどがスピナベというマァ逆に言えばわかりやすい月です。とにかくスピナベを葦やオダに向かって投げ、巻きまくるのみ。スピナベは9gを中心として定番のチャートリュースで良いでしょう。
4月はスポーニングなので大会はお休み。湖岸は美しい桜と新緑におおわれます。
5月~6月は葦の新芽がきれいな緑色になり気持の良い季節です。そのパラパラと生えたパラ葦(わかりやすいです)を5gくらいのライトテキサスやノーシンカーで狙っていきます。日本中どこでも同じように1年で最も良く釣れる時期です。
牛久名物バズベイトが有効なのもこの時期です。本湖西側の二千間土手を引きまくりドカン!!です。
7月になると季節代わりのため少し難しくなります。おおよそ5,6月と同じ釣りですがワッキーやネコリグなどの使用が多くなります。私は7月大会で40cmオーバーに2回もラインブレイクされかなり悔しい思いをしました。これまで10数年牛久沼に通い続け6ポンド以上のラインは切られたことが無かったのに今年は10ポンドをブツブツやられました。私は比較的細い糸を使う派でしたが、その後は16ポンド使用中です。
ちなみにこの写真は正真正銘の牛久沼天然うな重!たまやのおやじさんが牛久沼で獲ったうなぎを調理し試合後のじゃんけん大会の賞品になりました。手前は茹でたて牛久産ザリガニ、皆に振舞われましたが顔をしかめた人もいました。しかし実際にフランス料理のメニューにもあるわけで、我々ハンドレッズとしてはかなり美味でした。
8月は当然のように酷暑でバスは葦の奥に入ります。ラバージグやテキサスのウェッピングが多用されるようになりますが、たまや常連になるとストレートワームのノーシンカーでウェッピングこなしてしまいます。あなどりがたしたまやメンバー!です。
9月はまだ夏です。8月の釣りとあまり変わりません。朝一の涼しいうちにぜひワンバイト欲しい所です。話は変わりますが、たまやボートでは毎月の月例大会以外に1月3日の「釣れなくて当たりまえ新春大会」、6月9月の「ペアトーナメント」が行われます。これらの大会は年間ポイントには加算されないいわばお祭りですが、今年9月のペアトーナメントで我々ハンドレッズはついに優勝!西谷田川で朝一のスピナベに47cmの大物が来てペア最高齢優勝を果たしました・・・どうなっても最高齢だけど・・・。
9月後半から11月にかけて秋のパターンになると巻物が強くなります。特にクランク投げ倒し右腕パンパン作戦が結構通用する季節です。
さて最終戦12月はたまやクラシックです。皆さんおわかりかと思いますが、さっすがに釣れません。1尾釣れれば入賞。全体で数匹というところでしょうか。でも最終戦、その年の総決算ですからミンナ本気で・・・楽しんでます。
ちなみに今年は優勝の青木さん、準優勝の浅野さんの2匹だけ。でも優勝魚は48cm、2180gのビッグフィッシュ、しかもクランクでした!
ながながと語らせていただきましたが、牛久沼、そしてたまやトーナメントの感じ、わかっていただけましたでしょうか? 2009年は3月12日が平日大会、3月15日が休日大会の初戦になると思います。JBに出るほどじゃないけどトーナメントに出てみたい人、ピッタリですよ。いままで個人でノンビリ釣りしてた人、上手い人の釣りを見ることで間違いなくスキルアップしますよ。でもイキナリ出場したってそう簡単に勝てる訳ないですよね(勝っちゃう人もたまにいますが・・)、そうすると悔しいんですよ!私、初出場から初優勝まで6年かかりました。楽しいですよ。待っています。
というわけで牛久沼たまやハンドレッズ!2009年からレインのブログでたまやトーナメントレポートを報告させていただきます。はっきり言って高齢バサーのミカタです!