今日の女王サマ

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招かれざる客

2006年01月31日 | 映画&本&音楽&TV

平日休みでした。暖かいのはいいけど雨模様でしたね。

午後はテレビ東京の『招かれざる客』を観ました。何回か観たことがあって、とにかくセリフの多い映画だという印象があります。 (テレビの調子が悪いので、ある場面ではポワチエの目と歯しかわからなかった・・)
  内容はご存知の方も多いと思うけど、優秀な黒人医師ジョンと、良家のお嬢様ジョーイの恋愛・結婚にお互いの両親がオタオタする話です。やはりセリフが多く、舞台劇を観ているよう。夫と妻、父と娘、母と娘、黒人医師と娘の両親、医師の母と娘の母・・・ディスカッション映画と命名してもいいかも。

お互いの母親同士は、自分の子供たちの結婚に割と早いうちに理解を示すのに、スペンサー・トレイシー扮する父親は、人種差別と闘ってきた新聞社社長であるのに、娘ジョーイの結婚に反対を唱えます。そんな父親への説得が始まり・・・。

1968年の作品ですが、この頃はまだまだ黒人と白人の恋愛・結婚が難しかった。だから黒人医師のジョンは非の打ち所のない男性になっています。世界的に有名で、WHOの重要な位置にあり、控えめで沈着冷静。でもだからこそ、それでも反対する父親の心の奥底が見えてくるんです。職業や人柄でなく、肌の色が気になるという・・・ね。

実生活上ではシドニー・ポワチエはジョアンナ・シムカスという美しい女性と結婚して、子供もいます。彼女は女優でしたが、アッサリ引退しています。
  

ポワチエの映画では他に『暴力教室』『夜の大捜査線』『いつも心に太陽を』などが好きですが、『野のユリ』は印象深い作品です。あまりテレビで放映されないから、余計にそう思うのかな。
 ←ポワチエ、ちょっと太めです。

一時、コメディばかりに出ていたけど、80年代後半あたりから『影なき男』や『リトル・ニキータ』『スニーカーズ』でシリアス路線に戻ってきてくれて喜んでいたら、最近はテレビドラマばっかりのようで少し寂しいです。もう80歳近いんだから仕方ないか。



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