手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

突然「韓国ドラマ7」〜『未生ーミセンー(2014)』〜 & フランスからの絵ハガキ続々と

2022-09-30 | ドラマ・映画・漫画・youtube
(↑写真をHPからお借りしました)



先日も書きましたように、

最近、親友から強く見るように勧められたのが

韓国ドラマ『未生ーミセンー』です。

(以降は少しネタバレを含みます)


韓国ドラマ、最高視聴率No.2の大人気ドラマだったようです。

実はもっと前に見ようとした時期がありました。

でも、1話、2話目の内容が辛くて辛くて、

見続けることができなかったのです。

最初でギブアップしたドラマでした。


主人公は、26歳でプロ棋士を諦めたチャン・グレ。

棋士修行をやってきたため、大学にも行かなかったので、

社会人経験もなく、学歴もない状態で、

母親のつてでインターンとして大手商社に入ることになります。

コピー一つの取り方がわからない彼は、

同期のインターン仲間からは相手にされず、

むしろのけものにされます。

気分が悪くなるようないじめも受けるのですが、

彼は寂しげな表情を浮かべながらも、

それらを静かに受け止めて日々を送ります。

それが見ていてとても辛い。

普段ドラマの中で、

強烈に言い返したり、反応したりする韓国人像をよく見てきたわたしとしては、

グレがあまりに我慢してやり返さないので、

何だか昔の日本ドラマの「おしん」のようにさえ見えるのです。


今回、友人が強烈に勧めるので、

グッと我慢して我慢して3話くらいまで見るようにしたら、

チャン・グレが、3人の同期と共に会社に残ることができて(3人は正社員だけれど、彼は2年間の契約社員)

彼の培ってきた棋士としての洞察力が生きて、

会社に少しずつでも貢献できるようになっていき、

上司からも大切にされるようになっていく姿に

その後を見続ける気力が出てきたのでした。


このドラマ、

出てくるメインの人たちはどの人も結構ひどい目に遭ってて、

誰一人いい思いをしている人がなく、なかなか報われないので、

会社員として、

苦労したり嫌な思いをしたりしているのは自分だけではないと思える人にとっては、

かなりの慰めをもらえるものになっています。


また一方で、

「いかにもドラマ」というように、

主人公が勝ちパターンになる筋書きを選ばず、

会社は会社、旧態然としていることが仄めかされて終盤を迎え、

こういう社会で、

伸び伸び生き生き生きるって、仕事をするってどうしたらいいのだろうと考えさせられる結末。

最終話は、ちょっとぶっ飛び、結構批判もあったようですけど、

こういうふうにでも持っていかなければ、

「重かったなあ〜」で終わってしまいそう。



韓国社会というのは、

日本と同様に、いやそれ以上に学歴やスペック至上主義なのですね。


すごく心に留まったのは、

インターンで一緒だった、いつもチャン・グレをいじめていた一人が、自分は会社に入社できず、チャン・グレが入社できたことについて、
別の入社した同期に言い放った言葉。

「奴はこちら側の人間にはなれない。奴と俺を一緒にするな」

「俺の学費だけでいくらかかったと思ってる。これは明らかな逆差別だ」

「遊べばよかった。寝るのはいつも日付が変わってから。塾は掛け持ち、

大学では語学留学も行った。それなのにこのざまだ・・・」


「これだけ投資したのだから、回収するのが当たり前」と言う感覚が強いのでしょうか。


この感覚は今の日本も同じなのかもしれません。


わたしたちの若い頃は、

勉強をするということが、「将来のいい仕事につくための手段」と言い切ってしまうのが、

ちょっとガツガツしていて恥ずかしいと思う部分もあったのではと思うのです。

勉強するということ自体が人格形成、人間形成の一つと捉えられて、

「コツコツ勉強をする」「知識を身に付ける」といったことが、

そのもので大切にされていたようにも思うのです。

それが、今や高校は高校で「いい大学に進むためにこれこれのことをしています」と学校説明会で堂々と言う、

大学は大学で、いいところに就職できるようにこれこれをしてますような

「いい仕事に就くためという手段」を売りにしてるところも多い現状。

「勉強は手段だ」と堂々と言い放ってるのと同じ。

なんだかなあと思っちゃいます。


これは韓国社会のドラマだから、

流石に日本の会社ではここまでのことは・・・と思いたいわたしですが、

実は日本は日本の重たい現実があるわけで、

世の中というのは、

真っ直ぐ真面目に生きていこうとする人にとっては本当に生きにくい、

食い物にされるところなんだなと絶望的な思いも持ってしまいます。


でも、

そんな中で、ライバルとして密かに牽制し合いながらも、

お互いのことを思いやり、行動する同期の存在や、

自分の信念を貫き通そうとする上司との出会いもあって、

彼らしく大きく変化していける環境に身を置いたチャン・グレが

一皮も二皮も剥けていくのは小気味が良かったです。


不条理が罷り通る社会に生きるわたしたち一人ひとりへの、

すごく現実的なエールになっているなと思いました。

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フランスの「ロクマリアケール」、「オーレー」からの絵葉書がこの日も2通届きました。




どちらもブルターニュ地方(領域)の街だそう。


最近のわたしは、Ursulaから届く絵葉書の場所を、きちんとネットで調べることにしてます。

一体どの辺の街なのか、どんな街なのか、

そうやってきちんと調べると、

同じ一枚の絵葉書でも、特別なものになっていくのですね。

こんな機会でもなければ、

わたしにとっては一生知ることもなかった街だったかもしれませんし。

綺麗な絵葉書なので、見てるだけでうっとりしちゃいます。


フランス人になりたいとまで言うフランス大好きドイツ人。

ホリデーの度に必ず出かけるフランス。

老後はフランスに住んだりして??!



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