手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

まーさんのショートスティに思う

2022-08-23 | 介護
(↑↓あちらこちらの「モミジバフウ」の木の幹は蝉だらけ。ウォーキング途中で)






まーさん、

今回の1週間のショートスティ、元気に行って来られるでしょうか。


祈りつつ送り出しました。


3月、実家片付けのためにわたしたちが田舎に帰るとなって、

久しぶりにまーさんにショートスティに行ってもらった時は、

まーさんもわたしたち家族もすごく大変な思いをしたから、

あんな悲しすぎる経験は2度とさせたくないと思いました。



その経験ののち、ショートスティの施設を変え、

前回から新しいところにお世話になりました。


ところがこの時は迎えに行くと、予想に反して、

「なんで今迎えに来た?」

「黙って帰ってきて、先生にお礼を言えなかった」と繰り返し言ってました。


それまでは毎回ディから帰ってきて、

家に入った時点で、

もうディから帰ってきたことすら忘れてたのですが、

その日ばかりは記憶が長続きし、

「楽しかった。また行きたい」としきりにいうのを聞いて

本当にホッとしたわたしたち。


送り出す側としては、

少しでも「楽しかった」「行ってよかった」という言葉を聞くと、

慰められるのですね。



ただ、一つ問題が。

前回のショートスティでも足がかなり浮腫み、

帰ってきて少しの間はなかなか自力で移動ができなくなってしまっていました。


そのことは、

ケアマネさんを通じて、施設に再度伝えてもらうことになっています。

家で生活していても、

ただベッドとトイレの往復を自力でしているだけで、

足は浮腫んだことがないわけですから、

ほんのちょっとの運動で十分。

それがショートスティの現場では危険を回避するために、

できるだけ車椅子から立たせない方針になっているのでしょう。

そこをなんとかちょっとでも動かす機会を作ってもらえれば、

後で歩けなくなるということもないわけで、

「寝たきり」にさせないために是非是非お願いしたいところ。


まあこの問題は、

他の介護をされている方のブログを読んでいてもよく目にすること。

悩ましいところなんだろうと思います。



また、「ショートスティに行きたがらない」という話もよく耳にします。

我が家もかつてはそうでした。

4年前のこと、

同じように手術のためわたしが入院すると決まった時は、

「それじゃ、わたしが家のことをしなければ」

「そんなところに泊まりに行くなんてできない。わたしが助けられる」

と手伝う気満々。

ショートに行きたがらず、説得が難航。

最後の最後は、出かける時にディに行くように送り出して、

ショートに行く日だとは言わなかったんです。

これはケアマネさんがそうした方がいいと言われたのでやってみたのですが、

案の定、その日の夕方帰れないと聞くと、本人かなり焦ったらしい。

それでも数日経って帰ってきた時には、

「ホテルのようなところに泊まってた」

「〇〇さんが大変な時に、わたしだけあんないいところでのんびりさせてもらって申し訳なかった」と言ったまーさん。

涙が出ました。


それ以降、

夫は意を決して、

まーさんに正直に何度も何度も繰り返し「宿泊すること」を伝えるようになりました。

4年近くが経ち、

彼女自身の状況が変わってきてしまったということもありますが、

まーさんももう何も嫌だとは言わなくなっています。

わたしが入院し、手術するという話を聞いてもポカンとする始末。

ただ行く当日は、1時間に一度くらい同じことを繰り返し言うことになりましたが・・・。

宿泊するとか、しないとか自体が

もうはっきりしてないわけなんです。

家にいても時々「わたしゃ、いつ家に帰るのかな」と言ったりしますから。

彼女にとっての「家」、

今はそれが自分が生まれた清水の家みたいです。


それでも、そんなに困った感じもなく、

穏やかによく笑い、

時に夫(息子)と喧嘩をして口を尖らせ、

そしてそのことでみんなの笑いを誘って喜び、

童女のようにちょいちょい悪さもする!(笑)


時々困るのはわたしたちの方ですけど、

本人は、わたしたちがなんで困ってるかもわからず、

ただ右往左往しているのを見て大喜び。

とにかく面白がる人なんですね。


同居を始めた頃、わたしたち夫婦を見てしみじみ言った言葉。

「あんたら、よく話をして仲がいいからいいね〜」。


まーさんはよく話して関わり合うのが好き。

わいわい言ってるのが好き。

笑っている顔が好き。

特に大笑いしているのが好き。

大笑いしているのを見るのも好き。

喧嘩をしてもそれを大笑いの種にしたら、ケロッとする。


そんな彼女を見ていると、

「心地よく生きる」というのはこんなことなのかと教えられたりして。


まーさんがいないリビングを、ちょいと寂しく感じた夜でした。


↓二つのランキングに参加しています。
それぞれポチッと押して応援してくださると嬉しいです。
励みになります。

にほんブログ村 その他生活ブログ 手帳へ             


コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« まんじゅう顔の2023年の手帳... | トップ | 入院当日の過ごし方 »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sue2006)
2022-08-23 05:41:19
おはようございます。
愛情溢れるブログ記事、最近、涙腺が弱すぎて読んでたら涙が出てきてしまいました😐
介護はきれい事では済まない事が沢山。
その中で、思いやりを忘れずに日々を暮らすのは大変です。
お義母さまの性格にも助けられて、本当に素敵なご家族ですね。
まんじゅう顔をさんの入院とお義母さまのショートステイが無事でありますよう祈ってます。
返信する
Unknown (しずく)
2022-08-23 16:15:44
まんじゅう顔さん
最後一文にやられました~(´;ω;`)ウッ…
良いご家族ですね
まんじゅう顔さんの優しさが
きっとご家族みなさんの笑顔に繋がるのでしょうね♪
返信する
Unknown (ra9gaki_do)
2022-08-23 18:48:13
まんじゅう顔さま、こんばんは(^-^)
今日も大変お疲れ様でした。
いつも温かいリアクション
ありがとうございます。
腰椎圧迫骨折の受傷、入院、手術。
介護要支援1となりました。
無縁だと思って居た介護サービスが
他人事ではなくなり(;_;)
まだお世話になった事は有りませんが
いつか自分もその立場に?
体が動く内に断捨離に精出し
出来るだけ身軽に暮らしてと
思っています。
今日もどうぞゆっくりお過ごし下さい。
返信する
Unknown (dreamsan_2006)
2022-08-23 19:34:44
こんばんは☺️
いつもありがとうございます✨

数年前、同居してた義父の介護してた事を思い出しました。
居るとほんとに大変で、徘徊こそしませんでしたが、食事から排便まで全て付き添う状態。
今思えば若かったから出来たのかなとも思います。
ご主人様と色々話し合われて、その姿を微笑ましく見てくださってる義母さま。
素敵な関係ですね。
いらっしゃらないリビングが寂しい気持ち…
すごく分かります。
これからも皆さまお元気で笑顔で過ごされますように✨
(chami)
返信する
Unknown (まんじゅう顔)
2022-08-26 17:10:33
スーさん、おっしゃるように我が家はまーさんの性格にずいぶん助けられています。とても気の強い、「世界は自分中心に回ってる」と思ってるような姑でしたが、嫁には優しかったのがありがたかったです。これは認知症を発症しても変わらず、「明るい童女」のような部分だけが残った感じになりました。こんな風に歳を取りたいと思います。
わたしは無事帰ってこれましたが、あとはマーさんが明日帰ってきます。元気で帰ってこれればいいのですが・・・。
コメントに溢れるスーさんの温かいお心遣い、感謝しています。
返信する
Unknown (まんじゅう顔)
2022-08-26 17:16:01
しずくさん、ありがとうございます。「最後の一文・・・」の行を読んで、しずくさんにも同じような経験がおありだったのではと思いました。
他の方のコメントにも書きましたが、介護をしていて、わたしというよりは、うちの義母がとにかく「えらい」と感じます。本人が「明るい」って大事なことだと思いました。とにかく笑って吹っ飛ばすんですね、何でもかんでも。もう無敵という感じです(笑)。
返信する
Unknown (まんじゅう顔)
2022-08-26 17:20:58
楽描堂さん、ありがとうございます。
そうなんですか?腰椎圧迫骨折! それはそれは大変でしたね。
リハビリにより少しは動きやすくなるということはないのでしょうか。
確かに歳と共にいろんなところの衰えを感じる昨今です。今、親の世代が経験していることは、今度は自分にも関係すること。うまく助けてもらいながら、与えられた人生を真っ直ぐ生き抜きたいですね〜。
返信する
Unknown (まんじゅう顔)
2022-08-26 17:28:42
chamiさん、こちらこそいつもありがとうございます。
そうなんですね?chamiさんはお義父さんの介護を・・・。食事の介助やトイレの介助が入ってくると、途端にその大変さのレベルは上がると思います。よく見てあげられたのですね。そんなchamiさんだからこそ、最後の言葉の意味をよくわかってくださるのだろうと思います。
義母は最近までGACKT一筋でしたが、もっともっと若かったら、韓流にもどっぷりだったかも。想像すると面白いです。
返信する

コメントを投稿