手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

ショートスティとマーさん〜「2019・主婦日記」の第34週目〜

2019-08-25 | 2019年の主婦日記

 

 



           



息子も夜が遅いし、

わたしたち夫婦もいないとなると、

マーさん一人では家には置いておけない。

 

これが今の我が家の現実です。

 

ところが、

自分の中では若い時のままのマーさん。

皆がいなくても、

買い物にも行けるし、ご飯も作って食べることができる、

洗濯も掃除もできる、そう思っています。

 

実はどこかに支えがないとトイレにも歩いていけないんです。

長時間家に一人では置いておけず、

家族が代わり番こになるべく家にいるようにシフトを組んでる状況。

 

耳が超悪くて、

怒鳴り合っているような大声での会話になっちゃう大変さもあるのですが、

頭の瞬発力はすごく良くて、

いまだに夫と掛け合い漫才のような会話をします。

 

けれど、数分前に一緒にご飯を食べた夫や息子がいなくなると、

「まだ帰ってきてないかな」ってけろっとして言ってる。

いわゆる直近の記憶がすぐなくなるんです。

 

そんなマーさん、

咋秋、わたしが手術入院をする際、初めてショートスティにお世話になることになり、

前もってそのことを話したら、

「どうしてわたしがそんなところに泊まらないといけないのか」

「わたしは●子さんの代わりにご飯も作るし、掃除や洗濯もできる」

と、強い拒否。

記憶が続かないと思いきや、

時々思い出しては「行かないからね」と。

説得を試みても、全く聞く耳を持たず。

 

結局いつものデイケアと同じように送り出し、

そのまま泊まってもらうようにしたんです。

もちろん、その夜はかなり大変だったようです。

「帰る!」をずっと言ってたということ。

とても可哀想に思うのですが、どうしようもない。

 

ところが帰ってきたら、

怒ってる様子は全くなく、

「●子さんが大変な時に、いいところにゆっくりさせてもらって、本当にごめんね〜」だって。

マーさんは手伝いたかったんですね。

 

ちょっと前置きが長かったんですけど、

ようやく今回の話。


先週、マーさんの一人住んでいた実家の風通し、片付けのために、

夫婦で帰ることにしたんです。

これまでは夫が何ヶ月かに1度、帰ってました。

4年前、マーさんをこちらに連れてきたときは、

急なことだったので、

あらゆることがそのままの状態。

今回はわたしも帰って、

マーさんの持ち物を、女目線でもう一度チェックしたほうがいいと思ったのです。

 

夫は流石に黙っていることはできず、

ちょろっと「俺、実家に帰って様子見てくるわ」とマーさんに言ってました。

するとマーさん「わたしも行って見ないとね」と。

「この暑い夏はダメだよ。涼しくなったらね」と夫。

それ以上の話はできませんでした。

 

そんなだったので、

ショートスティに関しては、今回も黙って送り出しました。

わたしたちがいない期間プラス前後1日分で。


マーさんを送り出した夜、

息子もその日は早く帰ってきてたので、何年かぶりの3人の夜。

マーさんのいないベッドを見て息子、

「ばあば、いないんだなあ〜」と何とも寂しそう。

夫は夫で口を開けば、「おふくろ、帰るって言ってないかな」と心配顔。

わたしも全く同じ気持ちで、

その夜はマーさんのことが気になりながら過ごしました。


わたしたちが実家から帰ってきた次の日、

ショートスティから帰ってきたマーさんを夫がお迎え。

いつものデイケアと同じようにけろっと帰ってきて、

何事もなかったかのよう。

夫が「どうだった?」と聞くと、

「綺麗な部屋だったよ」と部屋の間取りを教えてくれて、

特に「何でショートスティに行ったのか」とも聞かず。

ホームからの申し送りの紙にも、前回のような拒否もなく、

穏やかに数日過ごしたと書いてあって、ホッとしたような、

ちょっと寂しいような気分。

そして、少し経ったら、

ショートスティをしたことも記憶になくなってた!


 

黙って送り出すと、いっとき、双方しんどい気持ちになります。

黙って送り出したわたしたちは、「かわいそうなことをした」という思いで一杯になる。

そして送り出されたマーさんも「どうして帰れないのか!」と悲しい思いになる。

けれど、帰ってきたら何事もなかったかのよう。

事前に話しておいたら、一応話したということもあって、

わたしたちは「騙した感」からは解放されるけれど、

話した時点からマーさんの心はずっともやもやすることになる。

そして前回のように「行かない」の一点張りになり、

説得しようとしても、全く通じないので、両方がヘトヘトになる・・・。

 

ケアマネさん曰く、

「黙って送り出すのが、双方にとって負担が一番少ないと思いますよ」


その言葉は、その通りなのだろうなと思いました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


我が家には昔からカマキリが住んでいます。

毎年、世代交代したカマちゃんに庭のどこかで遭遇するのですが、

昨年夏だけは一匹も見ませんでした。


ところが、今年、出会いました〜〜。

昨年夏の暑さで死に絶えてしまったかなと心配してましたから、

すごく嬉しかったです。


バラの木陰で休んでました。


  


 

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4 コメント

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こんばんは☆彡 (ちかこーん)
2019-08-25 22:55:11
あらっ!
大きくて立派なカマキリちゃん。
子供のころ依頼,見たことない気がします。
ショートステイ問題。
あちこちで見聞きしますが,とても頭が下がる思いです。
ご家族もご本人もスタッフさんも。
みんなみんな素晴らしい!
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おはようございます! (まんじゅう顔)
2019-08-26 11:06:02
ちかこーんさん、これ、まだまだ子供ですよ〜。
色が薄くて、半分くらいのサイズです。
これくらいまでが可愛い。
これ以上のサイズになって来ると、今度は怖いです(笑)。
子供の頃は大嫌いでしたけど、今は毎年出会わないと寂しい・・・。
ショートスティ、いろんな準備が必要で、気を遣い心も重かったのですが、最近のマーさん、「とってもお部屋も綺麗で、ちゃんとトイレも洗面所も部屋についてるし、入り口には名前までつけてくれてる。ホテルみたい。家よりいい。また行きたい!」って。
その話を聞いて、家族で吹き出しました。
返信する
Unknown (gm_1960)
2019-08-26 12:49:44
こんにちは。
本当に大変ですよね!
我が家は、週2回のディーサービス、家族が用事のある時はショートステイに行っている母です。
返信する
こんばんは! (まんじゅう顔)
2019-08-26 21:08:47
gm_1960さん、コメントをありがとうございます。
gm_1960さんのお母様もディサービスやショートスティに行かれてるんですね。
自分から気持ちよく行ってくれると家族も心配はしないし、本人にとってもたくさんの人交流したり刺激を受けたりできるから、いい時間になると思うのですが、嫌がる場合は気を遣いますよね。
その人その人によって拒否の理由も違うので、一番ストレスがかからない方法を模索しつつになりますね。
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