(今回の聖地の写真は全てフリー画像からお借りしました)

わたし、
二十数年前の夏の3週間、
イスラエル・エルサレムにあるアメリカの考古学研究所に寝泊まりして、
イスラエルをあちこち旅しました。
20人ほどの方々と一緒のツアー。
ギリシャ経由でテルアビブからイスラエルに入り、
バスでエルサレムへ。
夜についたエルサレムは、城壁がライトアップされ、
中東の独特な雰囲気。
異国に来た感満載でした。
(↓ツアーの様子が見られます)
今は「エルサレムユニバーシティカレッジ」という名前になってる研究所。
泊まった部屋も石造りで、蚕棚のような二段ベッド。
最初の頃は夜にトイレに行くのが怖かった〜〜。
次の日から、
その研究所でアメリカ人の教授から何コマか聖書地理、歴史などの講義を受けては、
それを元にフィールドトリップに出かけていくということを繰り返しながら、
3週間。
いわゆる巡礼とは違って、かなりアカデミックな旅行だったんです。
まずはじっくり10日ほどエルサレムにいて、
そこを拠点に西方向の地中海方面、
南のベツレヘム、ネゲブ、アカバ湾の方、
ヘロディウム、要塞マサダ、死海、クムラン、エリコ、ヨルダン川へと、
(↓クムラン遺跡)

それぞれ一日旅行で足を伸ばしました。
その後は、
何日か泊まって北のガリラヤ湖の方へも行きました。
(↓ガリラヤ湖)

かつて2014年の頃に、この旅行については記事に書いたことがあります。
2014/7/24「今のイスラエルに思うこと」
いつものように、前置きが長かったのですけど、
今回このことを書いたのは、
Huluプレミア『DIG/聖都の謎』というドラマの舞台がまさにその「エルサレム」で、
見てたら、本当に色々思い出したから。
国内外問わず、きっと皆さんもそういう経験がおありでしょう。
たとえば、
『西村京太郎シリーズ』は、旅行で行った先や自分の生まれ故郷の話だと、
結構ドキドキワクワクしながら見ることができるもの。
いつも以上に画面を注視し、「あ、あれあれ!」と知ってるところを見つけたら、
とても嬉しいし、
自分がそのドラマの中にいるような錯覚にもなる。
わたし、
たっぷり3週間もいたので、
エルサレム内、特に旧市街は結構自分の足であちこち歩き回ったんです。



だから、
ドラマに出てくる街のあちこち、記憶に残っている場所も多く、
雰囲気もぐんぐん伝わってくる。
ドラマの内容は、
エルサレム、「岩のドーム」に関わる大きな陰謀を、
アメリカ人のFBI捜査官ピーターが中心となって暴いていくというもの。
超大作歴史ミステリーです。
宗教がらみだったり、復讐がらみだったりが
色々と複雑に絡み合っているだけでなく、
それが第三次世界大戦を引き起こすほどのテロ行為に繋がるものなので、
ハラハラドキドキ、
最後の最後までどうなるのか、
誰がどう関わっているのかが見えてこない。
このドラマ、『HEROS(ヒーローズ)』や『HOMELAND(ホームランド)』を手がけた製作プロデューサーたちが指揮をとっているのだから、
面白いのは間違いないです。
もう公開されてから5年ほど経ってますから、
ご覧になった方も多いはず。
主人公のピーターを演ずるのは、イギリス人俳優ジェイソン・アイザックス。
どこかで見たことがあると思っていた俳優さん。
見終わってあとで調べたら、わかりました〜。
あの『ハリーポッターシリーズ』に出てて、
ルシウス・マルフォイ役の人でした。
ドラコ・マルフォイのお父さんです〜〜。
そういえば!
この方、ユダヤ系イギリス人だそうです。
懐かしい顔に出会えたのも、余計にドラマにのめり込むきっかけになったかな。
中東の歴史や地理に興味のある方には、
たまらないドラマだと思います。
予備知識があるとなおさら面白い。
でもそうでなくても、
エルサレムという街の不思議さ、独特さにきっと魅せられることでしょう。
「エルサレム症候群」という言葉があるくらいですもんね。
最後にとても有名な「黄金のエルサレム」という曲を。
youtubeからお借りしました。
よかったらお聞きください。
この曲、『シンドラーのリスト』でも合唱されたとか・・・(わたし、まだ勇気がなくて見られてないので確認はしてませんが・・・ご覧になった方も多いと思うので、思い出されるかな。)。
色々思惑のある背景を持つ曲で、
イスラエルの裏国歌とも言われてますが、
本当にとてもいい曲です。
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