日曜礼拝の直後、
友人と二人で礼拝堂で久しぶりにゆっくり話していた時、
女性の会の会長をされてるご婦人が
手にいっぱいのメモ帳を持って近づいて来られました。
「これね、〇〇さんが家にあった和紙を貼って作られたメモノートなの。
是非皆さんにお分けしてほしいと言われてね」
私と友人、
その中からそれぞれ気に入った柄を選び、
遠慮なくいただきました。



メモ帳自体は、既製のものでしたが、
表紙に丁寧に貼られた和紙、裏側のわんちゃんのハンコの名前欄など、
隅々に気持ちが行き届いたメモ。
このメモ帳をお造りになったのは、
わたしの母ぐらいの年齢の婦人。
ご主人さまが牧師をされていて、長らく夫婦共々日本各地の教会に仕え、
引退後は、娘さんのお住いに近いわたしたちの教会で、
背後からみなさんを支えながら、
静かに隠居生活を送って来られました。
十数年前、うちの教会で幼児とその親のサークルが発足した時には、
長年の幼稚園園長としての経験を生かして、
そのサークルを前面で支えてくださいました。
何年か後、ご主人の体調が思わしくなくなり、
「今後は余生を主人と一緒に過ごす時間に当てたい」とおっしゃりきっぱり勇退。
その後も、
温かい眼差しと祈りのうちに
背後でわたしたちを見守ってくださった方です。
そのご夫妻を拝見していると、
その引き際の良さ、
その後の生き方に多くのものを学びます。
どんな仕事でもそうですが、
若い時にバリバリやってきた人ほど、
引き際がわからず、
現在の位置に固執してしまうもの。
それなりの役割が残っている場合はいいのですが、
まさに「老害」になってしまっている方々がいらっしゃることもよく耳にします。
いつも、
何をやっている時も、
引き際だけはきちんとしたい、
若い人たちに渡せるバトンは渡して、
今の自分のやるべきことを粛々とこなしていく日々にしたいと
手元に届いたメモ帳を見ながら
改めて思わされた週のはじめでした。
さて、
目新しいものではないですが、
新生姜を手に入れたので、「新生姜の甘酢漬け」をちょっと作りました。


今の季節らしい一品。
我が家では作るとすぐなくなります。
恐ろしく生姜の好きな人がいますので(笑)。
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